おでかけブログ。その他、日々のおバカな出来事・読書感想などを、つらつらと。


同棲していた恋人にすべてを持ち去られ、恋と同時にあまりに多くのものを失った衝撃から、倫子はさらに声をも失う。山あいのふるさとに戻った倫子は、小さな食堂を始める。それは、一日一組のお客様だけをもてなす、決まったメニューのない食堂だった。巻末に番外編収録



とても丁寧。
とにかく周囲の自然、店内のしつらえ、料理の素材について・・・とにかく一つ一つの些細な事をとても丁寧に大切に描かれていて、そんなしっとりとした日々が小説になっているような本でした。魔法や妖精が出てくるのとは違うけど、優しいファンタジーといった雰囲気があります。雑貨好きの人とか好みそうなお話だな。

新しく良い服や靴を購入すると、それを大事に大事に、丁寧に扱って、ず~っと使っていこうみたいな気持ちになる。
私は毎回、懲りもせずそうやって、決意を新たにしてるんだけど
そう思ってはいるものの、気がつけばあっという間に服はその辺の普段着と同じ扱いに
靴も「あぁ・・・」と内心思いながらも、クリームも塗らずそのまま・・・・みたいな感じになってしまう
ところがこの物語の主人公はず~っっとその気持ちを持ち続けて、何もかもを大切にピカピカに保ちながら生きて行く人なので、ちょっと眩しいです・・・。

前半は「こんなんで採算合うのかよ~」とか思いながら読んでいたけど、後半から段々シリアス度が高まり、命について考えさせられる一冊でした

このお話は、映画化されたけど、エルメスのくだりを映像で見たくはない・・・


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【2010/04/23 22:12】 | 読書感想
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