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おでかけブログ。神話や妖怪、UMAが好き。その他、日々のふしぎや、おバカな出来事・読書感想などを、つらつらと。



まず、池上永一氏の前作「テンペスト」が、
すっごく面白かったんですよ。あっという間に読んだもん。
で、その「テンペスト」の流れで出たのが今回の「トロイメライ」。

関係ないけど、トロイメライってドイツ語だったんですね(笑)沖縄語かと思った・・・ニライカナイみたいな

前回のテンペストは宮中の話だったけれど、
今回は市井の人々のお話が中心で、短編集になっているからサクッと読めた。

どの話も筑佐事(ちくさじ)見習いの武太(むた)を主人公にした、岡っ引きの捕物帖(沖縄バージョン)的なお話なんだけど、そこは沖縄らしく、那覇の町の描写は南国のクッキリとした鮮やかな色彩で描かれ、人々のノリもなんとなくおっとりとユルくて、武太はいつも容疑者に同情してしまうし、常に三線を弾き、唄をうたっている(笑)

あとお料理がとっても美味しそうなところも良い☆ なんでもアリの「をなり宿」という料理自慢の宿で、毎回出される料理の美味しそうなこと、美味しそうなこと・・・。なんでもアリの店だから、王様しか食べられない料理とか、当時の人にとってもビックリの高級料理・珍味などが毎回1話につき1品出てくる。

今の時代、なんでも食べることができるとはいえ、本州に住むわたしにとっては沖縄の伝統料理はやっぱり珍しい。だから、料理の作られていく様子、味の表現などを読んでいて、作中の人物達と同じように「ほほーっ!」みたいな反応になってしまう(笑)食べてみたーい!!

あとは「テンペスト」を読んでる人には嬉しい事に、おなじみの人物がちょこちょこ出てくるところかな。だからって物語を動かすような重要な役回りではなくてホントに「友情出演」的なかんじで(笑)

物語は、当時の庶民の生活の辛さ・・・哀しさ・・・そういったものも結構描かれてる。でも、主人公の武太をはじめ登場人物が良いキャラをしているのもあって、それほど深刻になりすぎない。上記の「友情出演」もスパイスになっていて、重くなりすぎず、ちょうど良いバランスを保ってたと思う。そして義賊・黒マンサージの正体はいかに!?まだまだ巻を重ねていきそうですこのお話。
ま、一話完結モノだから、次の巻まで続きが待てないッ、うにゅうぅ・・・って悶え苦しむ事はないから平気だけど☆

琉球の歴史小説・・・確かにちょっと色々な名称なんかが独特で、そこだけは少しネックになるかもしれないけれど、文体はライトノベルに近い、読みやすい文体なので、物語に入っていきやすいよ。読むならテンペストからがオススメ。でもトロイメライから読んでも話の理解については全く問題ないからご安心を。


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【2010/10/12 16:57】 | 読書感想
【タグ】 トロイメライ    読書  感想  
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のりちゃんへ
あけぼう
うん、読んでみてー。
その晩、沖縄料理を食べに行きたくなるよー。
テンペストも、主人公の波乱の人生っぷりがガラスの仮面好きにははまるかもしれぬ。

No title
のり
紹介HP見ました。
岡っ引きが出てくる、時代小説?なのにこのタイトルなんて、意外性がありますね。
ベートーベンのテンペスト、シューマンのトロイメライで、タイトルだけ見たら音楽物かと思いました。

おもしろそうですね。今度図書館で借りてみます(^^

misachi68さんへ
あけぼう
うんうん。テンペストのほうは、ぼちぼち文庫で出るみたいですよ☆


まりちゃんへ
あけぼう
いや~あたしゃ、実は村山由佳の方が苦手でしゅ・・・
本読みの波は確かにあるよね! 
あけぼうは3年前くらいがまさにそれで、もう全く本を読まなかったよ。
そんなもん、そんなもん(笑)
読むようになったきっかけはやっぱり図書館かな。

No title
misachi68
面白そうですね・・・

今、読んでるのが終わったら、
書店で探してみます~

んーでも文庫になってからですねf(^ー^;

No title
まり
歴史小説って実は苦手分野なのだけど
ちょっとチャレンジしてみたくなる あけぼうちゃんのブログ。

他の小説の登場人物がリンクして出てくるっての嬉しいよね。
あたしの場合は村山由佳でその「むふふ♪」なカンジを知ってる。

ここんとこ ちっとも本を読んでない。
趣味に「読書」って書くのが恥ずかしいくらい読んでない。
本読みの波が遠ざかってんだよなぁー。。。

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コメント
この記事へのコメント
のりちゃんへ
うん、読んでみてー。
その晩、沖縄料理を食べに行きたくなるよー。
テンペストも、主人公の波乱の人生っぷりがガラスの仮面好きにははまるかもしれぬ。
2010/10/14(Thu) 09:53 | URL  | あけぼう #-[ 編集]
No title
紹介HP見ました。
岡っ引きが出てくる、時代小説?なのにこのタイトルなんて、意外性がありますね。
ベートーベンのテンペスト、シューマンのトロイメライで、タイトルだけ見たら音楽物かと思いました。

おもしろそうですね。今度図書館で借りてみます(^^
2010/10/13(Wed) 22:51 | URL  | のり #25LHt37Y[ 編集]
misachi68さんへ
うんうん。テンペストのほうは、ぼちぼち文庫で出るみたいですよ☆
2010/10/13(Wed) 09:45 | URL  | あけぼう #-[ 編集]
まりちゃんへ
いや~あたしゃ、実は村山由佳の方が苦手でしゅ・・・
本読みの波は確かにあるよね! 
あけぼうは3年前くらいがまさにそれで、もう全く本を読まなかったよ。
そんなもん、そんなもん(笑)
読むようになったきっかけはやっぱり図書館かな。
2010/10/13(Wed) 09:21 | URL  | あけぼう #-[ 編集]
No title
面白そうですね・・・

今、読んでるのが終わったら、
書店で探してみます~

んーでも文庫になってからですねf(^ー^;
2010/10/13(Wed) 00:28 | URL  | misachi68 #-[ 編集]
No title
歴史小説って実は苦手分野なのだけど
ちょっとチャレンジしてみたくなる あけぼうちゃんのブログ。

他の小説の登場人物がリンクして出てくるっての嬉しいよね。
あたしの場合は村山由佳でその「むふふ♪」なカンジを知ってる。

ここんとこ ちっとも本を読んでない。
趣味に「読書」って書くのが恥ずかしいくらい読んでない。
本読みの波が遠ざかってんだよなぁー。。。
2010/10/12(Tue) 21:09 | URL  | まり #-[ 編集]
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