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おでかけブログ。神話や妖怪、UMAが好き。その他、日々のふしぎや、おバカな出来事・読書感想などを、つらつらと。



こういうビジネス書っぽい本は、ジャンルとしては今まであまり読んだことが無かったんですけど、これは面白かったです。

やっぱなんといってもテーマが「食」。「食」だけは全人類が無関係ではいられないテーマで身近。みんな食事なしには生きていけないから、食にまつわる世界の市場も700兆円と、でっかいわけです。

そして、人口増加、地球環境の汚染問題、水不足、などなど、現代が抱える諸問題の解決の糸口も、また「食」にあるというわけで、そこに野心をもった頭のいい人たちがどんどん進出していて、この諸問題を解決しつつ市場を獲ろうと動いてるわけです。ダイナミックな変革が起きてるぅ・・・ってかんじでワクワクしました。

例えば、代替肉の進化もすごい。もう精進料理的な「高野豆腐を肉に見立てて・・・」みたいなレベルじゃない。肉の代用→肉もどき→肉に近い→肉と変わらない・・・そこまでのレベルはもうほぼクリアして、そこに栄養素など肉以上の機能性を持たせようとしてるのが現在の最先端らしい。(※ほぼ肉と変わらないっていうレベルがどの程度かは、アメリカだしなぁっていう気持ちもすこしあって、正直言って自分で実食しないと評価はできないけど、本の内容的にはそう書いてました)
そしてすでにユダヤ教の規定に合う肉が完成していて承認も得たものが出てきたという。宗教上の制約を受けなくて済む利点があったりするんです。だからそのぶん市場も広がるよね。

そして今回のコロナが、それを後押ししたっていう事実も興味深い。
今って、技術の進化を背景に、最低限のスペースで大量の家畜を飼育・管理して肉を生産する。実はこの「工業的畜産」のあり方がやばくて、ぎゅうぎゅうの家畜たちと関係者(人)たちとの距離が密接となり、新たな感染症を生み出す発生源になってるんじゃないかっていうふうに、危険視され始めたんだとか。
そういう意味でも、動物への依存をやめて植物性代替肉や培養肉へ切り替えたほうが、地球にも動物にも優しいし、ひいては人間にも良いんじゃないかっていう雰囲気が高まってきてるそうな。

他にも栄養など個々人のニーズをふまえて、自動で料理を作ってくれるスマートキッチンの話も、家事がきらいなわたしには夢のような話。逆に自分で作りたい派の人のニーズもちゃんと押さえてくれてて、めんどくさい行程だけを済ませておいてくれて、やりたい部分だけやらせてくれるような事も出来る。そこで「学び」を与えてくれたりするような機能も考えられている。IT関係のプロと料理のプロががっちりタッグを組んでガンガン取り組んでる。

他にもコロナで大打撃を受けた外食産業に関することや、食品の流通に関することなど、食に関して多岐にわたって新しい動きが起きてるんだけど、いっぽうその頃日本では・・・というと、だいぶ遅れているというか、一部の意識高い人たちは焦ってるんだけど、なんせ「ポテサラは手抜き」だの「冷凍食品は手抜き」とか言うおっさんが未だにそこら中にいるので、道は遠いというか・・・この業界でも将来日本はガラパゴス化して、下請け的なことしかできない後進国になりそうで心配。

とはいえ、
そうは言いながらも、ちょいとスマホをひらけば、日本でもこのジャンルでこういった世界の流れを汲む、新しいものが出てきてる。
パーソナライズされた食品を提供する「グリーンスプーン」「ポストコーヒー」「いこらぼ」
オイシックスのクラフトマーケットにある「おかそだちサーモン」とか「ネクストミーツ」
完全栄養のパン「ベースブレッド」、
本の中で紹介されたアプリ「このみるきっちん」、ポイントカードで買い物をすると購入した食品すべての栄養素が即座にわかる「SIRU+」(※ただし現時点ではWAONカードだけの対応なのでイオンが近くに無いわたしは使えないという)
etc・・・
食体験系(ガストロノミー)のイベントも、たまにネットの記事で見るから旅好きとしては気になるし、
農水省も代替肉の流通拡大に向け検討しているらしいし、
これからも新しいものが、どんどん出てきそう。
まだまだこれから。日本人の大得意な、あらゆるものを小さくするとか、味をもっと繊細に美味しくするとか、見た目を美しく可愛くとか、冷たくても美味しいとか、きっと出来ることは多いはず。なにはともあれ変化が楽しみ!



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【2021/04/01 17:19】 | 読書感想
【タグ】  感想  読書  
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Re: 「フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義」読んだよ~
あけぼう
玉さん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

たしかに、鮭フレークだと思って買ってるから「ん?」ってなるよねw かさ増しするなよ、って話だよねえw
まあでも大豆たんぱくじたいには罪はないというか…その大豆が遺伝子組み換えだったり、製造過程が微妙みたいな話になってくると、また違うけども(^_^;)

最近だと無印がコオロギせんべいとか、大豆ミートを使った商品とか出してますよね。人気らしくてどっちも店舗で見たことないけど…。

本からは離れちゃうけど、これを読んでた時期にたまたまTVで紹介されていた、押し入れスペースで菜園ができる、自給ラボの押入れ農園も興味ありあり。自然の循環を再現してて、面白いんだよ〜。問い合わせしてくるのは圧倒的に女性ばかりなんだって。
最近は農業をやる芸能人も増えてきた気がするし、やっぱり皆んな薄々、なんかこのままじゃマズイ、って思い始めてるんじゃないかな〜って感じるなあ。わたしはまだ初心者向けの草花で精一杯だけども…。



玉坂めぐる 
ほうほう。
先日激安の鮭フレーク瓶詰を買ったら、大豆たんぱく入りでした。
コロコロしたそぼろのタイプのには、けっこう入ってるのかもね。
一瞬 ん? って思ったけど、
納豆を健康にいいって、ありがたがって食べてる身だし、
この「ん?」は、矛盾してるのか? ん? って思ったところでした。
結局、わからないことはなんだか違和感。怖い感。
判断するには、知ることがまず大切なのかも。というわけで
この本、メモります。いつもありがとうございます。


Re: タイトルなし
あけぼう
misachi68さん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

そうですね、そういう肉を目指してることは間違いないです。
ワクワクしながら実現するのを待ちたいものです。
そうそう、日清も培養肉の研究をしてるんですって。NHK「ヘウレーカ」でも前にやってました。正真正銘の「謎肉」がカップヌードルに入ってる未来も近い・・・かも!? 楽しみw

それと、環境問題を解決するという視点からも「良いかも~」って思っていて。
なぜかって言うと、今はハンバーガー1つ作るのに1000リットルの水が使われてるらしいんですよね(3000リットルだという説も)。こういうことを続けてたら先々詰むのは目に見えているし、とても持続可能とは思えない。代替肉や培養肉の登場で、家畜の飼料をつくるための水など、食糧生産のための水消費を全体として削減できれば良いなって思うので、人工的に作られた食べ物に拒否感を持つ人もいるだろうけど、ある程度は認識を変えていく必要もあるのかなって思った。牛のゲップが地球温暖化を加速させてるっていう話もあるしね。




misachi68
なるほど〜〜。
食のビジネスですね。
コロナで大打撃を受けた外食産業も
ちゃんと次の手を打ったところは成功してるんだろうな。

代替肉は試してみないとなんとも言えない。
料理が好きってわけじゃないけど、
健康のために色々考えてご飯を作るのは嫌いじゃない。
だから、代替肉に旨味たっぷりで栄養素も抜群で
それでいて脂肪少なめで塩分も糖分も抑えてるのに
繰り返し食べたくなるほど絶品だったら大人買いしたいわ〜〜

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Re: 「フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義」読んだよ~
玉さん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

たしかに、鮭フレークだと思って買ってるから「ん?」ってなるよねw かさ増しするなよ、って話だよねえw
まあでも大豆たんぱくじたいには罪はないというか…その大豆が遺伝子組み換えだったり、製造過程が微妙みたいな話になってくると、また違うけども(^_^;)

最近だと無印がコオロギせんべいとか、大豆ミートを使った商品とか出してますよね。人気らしくてどっちも店舗で見たことないけど…。

本からは離れちゃうけど、これを読んでた時期にたまたまTVで紹介されていた、押し入れスペースで菜園ができる、自給ラボの押入れ農園も興味ありあり。自然の循環を再現してて、面白いんだよ〜。問い合わせしてくるのは圧倒的に女性ばかりなんだって。
最近は農業をやる芸能人も増えてきた気がするし、やっぱり皆んな薄々、なんかこのままじゃマズイ、って思い始めてるんじゃないかな〜って感じるなあ。わたしはまだ初心者向けの草花で精一杯だけども…。
2021/04/03(Sat) 23:17 | URL  | あけぼう #-[ 編集]
ほうほう。
先日激安の鮭フレーク瓶詰を買ったら、大豆たんぱく入りでした。
コロコロしたそぼろのタイプのには、けっこう入ってるのかもね。
一瞬 ん? って思ったけど、
納豆を健康にいいって、ありがたがって食べてる身だし、
この「ん?」は、矛盾してるのか? ん? って思ったところでした。
結局、わからないことはなんだか違和感。怖い感。
判断するには、知ることがまず大切なのかも。というわけで
この本、メモります。いつもありがとうございます。
2021/04/03(Sat) 08:54 | URL  | 玉坂めぐる  #WCSj23LI[ 編集]
Re: タイトルなし
misachi68さん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

そうですね、そういう肉を目指してることは間違いないです。
ワクワクしながら実現するのを待ちたいものです。
そうそう、日清も培養肉の研究をしてるんですって。NHK「ヘウレーカ」でも前にやってました。正真正銘の「謎肉」がカップヌードルに入ってる未来も近い・・・かも!? 楽しみw

それと、環境問題を解決するという視点からも「良いかも~」って思っていて。
なぜかって言うと、今はハンバーガー1つ作るのに1000リットルの水が使われてるらしいんですよね(3000リットルだという説も)。こういうことを続けてたら先々詰むのは目に見えているし、とても持続可能とは思えない。代替肉や培養肉の登場で、家畜の飼料をつくるための水など、食糧生産のための水消費を全体として削減できれば良いなって思うので、人工的に作られた食べ物に拒否感を持つ人もいるだろうけど、ある程度は認識を変えていく必要もあるのかなって思った。牛のゲップが地球温暖化を加速させてるっていう話もあるしね。

2021/04/02(Fri) 16:05 | URL  | あけぼう #-[ 編集]
なるほど〜〜。
食のビジネスですね。
コロナで大打撃を受けた外食産業も
ちゃんと次の手を打ったところは成功してるんだろうな。

代替肉は試してみないとなんとも言えない。
料理が好きってわけじゃないけど、
健康のために色々考えてご飯を作るのは嫌いじゃない。
だから、代替肉に旨味たっぷりで栄養素も抜群で
それでいて脂肪少なめで塩分も糖分も抑えてるのに
繰り返し食べたくなるほど絶品だったら大人買いしたいわ〜〜
2021/04/01(Thu) 22:32 | URL  | misachi68 #-[ 編集]
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