Google Arts & Cultureで博物館めぐり~スペイン・海軍博物館
今回はスペインの海軍博物館を閲覧してきました。
名前の通り、今でも軍が管理している博物館で、実際に入場するためには身分証の提示などが必要らしいです。
スペイン海軍の歴史などを示すものが展示されていて、リアルの展示のうちどれくらいの部分をオンラインで公開してるかはよくわからないんだけど、ひととおりなぞることが出来そうな感じ。
船の模型や、測量の道具、今となっては逆にちょっとイイ感じの薬箱など、いろいろあるんだけど、やっぱり個人的には地図!でした。

スペインと言ったら、一番輝いていたのはやっぱり大航海時代じゃないでしょうか。
インドを目指して出航したら、アメリカ大陸に着いちゃったっていう、白人が新大陸を見つけた時代です。
その新大陸が載ってる世界最古の地図がこちら。「ファン・デ・ラ・コサの地図」っていうんだって。1500年のものだけに、アフリカ大陸も南のほうとかかなりいびつだし、東のほうも適当だしw 地中海まわりだけがまあまあ正確かな?っていう地図。こういう地図って絵が描いてあるのが良いよね。拡大して見ていくと、もはや人じゃない者がいたりするwww(それは右上にいます)
この地図も見ごたえあるー!ファン・デ・ラ・コサの地図よりは後だけど1500年年代初頭のものらしい。ファンデ・ラ・コサの地図の新大陸は本当にまだ「未知!」ってかんじで描かれていたけど、たった数年で、形はちょっとおかしいものの、山脈とか描かれていてだいぶ地図らしくなってきている。
しかしその裏で、こんな感じの出来事が南米各地で繰り広げられてたことを思うと、なんか複雑・・・。
実際、かなりエグいことしてるもんね。
こっちの地図は地中海周辺だけを中心にしたものだけど、港や島の書き込みが細かくて、実用的な感じがするし、各国ランドマークみたいにお城が良い感じに書き込まれてるなあ。1563年のものか~。ちなみに日本で何があったか検索したら、ルイス・フロイスが来日した年だったよ!そっか・・・とうとう極東まで来ちゃったわけだ・・・。
ちなみにここのオンライン展示でもっとも古い地図は、多分この1375年のカタロニア地図というものなんですけど、なんと解説を読むと日本も入ってるらしい。黄金の国ジパング~。でもいくら眺めても、どこにあるか見つけらんない(^^;) どう考えても中国までしかなさそうな地図なんですけどね。でも、たくさんイラストが入っている地図で、拡大して見るのは楽しいよ~。いろんな旅人たちの話から想像で描いたような部分とか、夢があるっちゃあるよね。

