Google Arts & Cultureで博物館めぐり~ラホール博物館

(文字リンクから画像を見てみてね)
建物そのものがちょっとカッコイイ。
解説によると、この博物館はコインのコレクションが有名なんだそうです。
早速2世紀のものだという、味わい深いデザインのコインが。
この周りの文字は一見お馴染みのアルファベットにも見えるけど、そんなわけないよね。何語なんだろ。
腕が左右2本ずつあるっぽい?のは、神様がデザインされているのかな?
2世紀の者だった上の2つから時代は下って4世紀のコインも、神様かな。左右の手に鎌みたいなものを持ってるのが物騒w
でも製造技術としては2世紀と変わらないような。むしろ下手になってるような?
コインというものがあるだけすごいけどね。うちら日本なんて弥生時代だし。
こっちはムガル帝国アクバル大帝の治世につくられたものらしい。
時代は日本だと安土桃山時代くらいか。
コインといえば円形と思ってたけど、変わった形。
あ、でもよく考えたら日本の大判・小判も楕円だから、人のことは言えないか。
絵の中で、ラブラブデート中のお二人。見つめあっちゃって完全に二人の世界だよ。でも背景ではせっせと働く肉体労働者たちが・・・どういう絵だよw

男性はスルタンのバズ・バハドゥール。女性のほうは才色兼備の詩人・ループマティ。パキスタンって美男美女が多いっていう話だし、この二人もイケてるカップルだったのかもな~。
のちにムガル帝国のアドハム・ハーン(←ループマティのこと狙ってる)ってやつに攻められて敗北し、ループマティは毒で自殺したという悲劇のカップル。・・・らしい。
このアドハム・ハーンってやつ、漫画に出てきそうなくらい典型的な、イヤなやつっぽい。権勢をかさにきてかなり調子に乗ってたらしく、最期はアクバル帝の大切な重臣を死なせた罪で殺されたみたいなんだけど。なんかこのへん面白そうなエピソードだから、読みやすい本があればなあ・・・って思った。
この絵の詩人、解説は詩人としか書いてないけど、制作時期も後年だけど、もしかしてモデルはループマティ?めっちゃキレイだけど、中性的なところもあるから、最初は男女どっちなんだろう?って思ってたんだけども。
鬼子母神。
せっかくだから日本の鬼子母神と比べてみたいところですよね。日本の鬼子母神の像のイメージ(例外はもちろんあるだろうけど)は、わりと子どもは1人しか抱いてない像が多いかなと思う。なんなら子どもは抱いてなくて、鬼気迫る表情で手を合わせてるようなのとか。対して、ここの鬼子母神は、ちょっとポーズとか衣のひだの表現に西洋みがある気がする。体つきもリアル。実際こういうアテナの像も出てるくらいなので、西のほうの文化の影響があるのかもね。
かつて、アフガニスタンとパキスタンにまたがる地帯にあったというガンダーラ。ここのオンライン展示にも数少ないけどありました。これなんてすごすぎ。こっちはいかにもガンダーラな雰囲気のある仏像って感じですよねえ。ガンダーラ系って「顔」に特徴がありますよねえ。わたしの中での「お釈迦様の顔」のイメージって、わりとこういうのだったりする。本当はめっちゃコッテリ顔かもしれんけどw

