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読書感想

「くそじじいとくそばばあの日本史」読んだよ~

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定期的に楽しんでいる大塚ひかりさんの新しい本が出ました。
今回は日本史上に燦然と茶色っぽく輝く老人列伝です。

著者自身が老いを感じてきたことをきっかけに、日本史に出てくるパワフルな老人たちから、勇気をもらおうぜ!という趣旨で書かれている本なんです。

昔ってそんなに高齢者いるの?って思うかもしれないけど、この本によると、昔の平均寿命が低いのは赤ちゃんの時に死んでしまう子が多かった為で、長生きする人はフツーに今と変わらないくらい長生きだったらしいです。

そういうわけだから、平安時代の定年は70歳。しかも辞職を申し出ることが「可能」というだけで、やりたければ続行するのは全然OK。さらに昔にさかのぼると、古代の律令では老人は61歳からという規定になってて、66歳以上で課役を免除されたらしいです。また、民法にあたる「令」には100歳以上の老人に対する給付の規定があり、「続日本紀」の養老元年の記事に「天下の老人の80歳以上の者に位1位を授ける」とか、100歳以上の者には布や栗などを給付する、などの記述があるんだとか。今でも自治体から100歳のお祝いってあったりするよね。ちょっと意外だった~。

こんな感じで、この本には老人を取り巻く昔の社会システムといった部分がたくさん紹介されていて、そこがかなり興味深いです。

まあそれくらい老人はいっぱいいたよ、という前提から始まるんだけど、やっぱり人権意識の全く無い昔のことだから、老人を取り巻く環境は過酷ではあるんだよね。今と同じような問題も抱えていて(介護問題とか)、読んでいて「昔からそうなのか・・・」と、ブルーになることもある。

だけど、そこを悪知恵や押しの強さをフルに使ってサバイブする老人たちが、決して褒められた行状ではないにせよ、自分のやりたいこと(欲)に向かってまっすぐ突き抜けてて素晴らしいw とにかく身分の高い人から庶民まで、時代も様々に、いろんなタイプの老人たちの生きざまが紹介されています。

別に破天荒ってタイプばかりじゃなくて、立派な業績を残した人も紹介されてるんですよ。例えば今やってる大河ドラマ「麒麟が来る」の東庵先生のモデルといわれる曲直瀬 道三(まなせどうさん)とかね。日本史初の「老人科」をつくったお医者さんです。(ちなみに彼は最晩年に改宗してキリシタンになるらしいんだけど、ドラマの東庵先生はそのあたりどうなるか。主人公の娘・たまが、後の細川ガラシャになるだけに、絡んでくるかもと気にはなるけど、残りの話数が少なすぎて無いかな~)

とにかく共通点は、みんな遅咲きというか、老人の立ち位置になって輝いたところがポイント。その人の評価に、老人「なのに」っていう老人ブーストがつくんだよ。プラスにもマイナスにもなんだけどw そこはそれ。悪名は無名にまさるので。

美しくなんて死ねやしない。さんざん周囲を振り回し、やりたいことをやって、それで迷惑かけまくったとしても、しれっと生きる。そういうババアにわたしもなりたいと思いましたw それでいいんだよ。




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Comments 6

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あけぼう

あけぼう  

misachi68さん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

それでもまあ虫歯でも死んじゃう時代だから、そうとうタフではありそうだけどねw
わたしはまだ熟女になった自分っていうイメージが持てずにいるよ~。
これって、自分に子どもがいなくて客観的に同い年の人を見る機会が少ないせいもあるかも(^^;)
仕事でつきあいがあるのも自分より年配の人ばっかだから、ますます浮世離れる気がしてちょっと心配ではあるんだけど、まあなるようにしかならないって思ってるw
もう間をすっ飛ばして、いきなりクソババアになるのも良いかもしんない。

2020/12/14 (Mon) 18:00 | EDIT | REPLY |   

misachi68  

No title

なるほど!
歴史小説とか読んでて意外に長生きしてる偉人たちいるなぁって思ってたんだよね。
平均寿命とか今より短いって思い込みあったけど、
確かに子供のうちに亡くなることが多かった時代だものね。

私も美しい熟女女優さんたちに憧れてたけど、
最近年齢的に自分の先をイメージしても無理だとわかってきたし、
図太く楽しく生きるババアになりたいと思ってたところです( ˊᵕˋ )

2020/12/14 (Mon) 11:55 | EDIT | REPLY |   
あけぼう

あけぼう  

小々次郎さん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

うんうん、しれっと生き抜きましょう。
単なるじじい・ばばあより「くそ」が付いたほうが強いのですw

わたしも時々自分の年齢を思い出してビックリすることがあります。
若い子と話してても壁を感じるしw

2020/12/14 (Mon) 09:06 | EDIT | REPLY |   
あけぼう

あけぼう  

Re: 「くそじじいとくそばばあの日本史」読んだよ~

玉さん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

おお!グレイヘアー!
確かに、白髪の割合がある程度多くなってくると、染めるのもめんどくさいし、そうなると私も考えそう。興味津々です。

あれってじょじょにやっていくんですよね?
髪を切って以来、楽すぎてボブ以上に伸ばせないわたしが、果たしてキレイにグレイヘアに変化するまでやれるのか⁉︎
問題は実は自分の根気の持続かもしんない(^◇^;)

2020/12/13 (Sun) 20:01 | EDIT | REPLY |   

玉坂めぐる   

No title

これは、近い将来への参考書になりそう。

特に今より生活環境がよくない昔の
長寿のかたがた、生き残るってだけでも
立派なしぶとさ、体力をお持ちなんだろうなあ。
それも意外にたくさんいらしたというのは朗報ですね。
すばらしい。
最近ちょっとグレイヘアに興味が出てきて
リアル山姥をやってみようかなあと…。
老いに前のめりになってきたこの頃です。
(周りには反対者もおります)(^^)

2020/12/13 (Sun) 09:44 | EDIT | REPLY |   

小々次郎  

こんにちはー

この一年が経つ猛烈なスピードを考えると
くそじじいになるのもあっという間でしょうね
おそろしいけどちょっと気が楽にもなります
自分も しれっと 生き抜きます^^

2020/12/12 (Sat) 13:23 | EDIT | REPLY |   

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