「企業として見た戦国大名」読んだよ〜
大河ドラマを見てたら、こういう切り口が気になって読んでみました。
この本は、天下を取ったか取らないかといった点は、ちょっと横に置いておいて、
その大名家の成り上がり具合(業績)とか、
大名のキャラだったり家風だったり(社長の経営理念や社風)などを、
従業員目線で就職したいかどうかっていう視点で見てみようっていうコンセプトの本です。
結果、ちょっと身近な感覚になって、とっても分かりやすい!
目次もこんな感じ。
織田家:実力主義でトップが恐いベンチャー企業
豊臣家:企業買収で急成長した新興企業
徳川家:人材を活かして組織力を強化したホワイト企業
武田家:アピール上手だけど内情は危ない老舗企業
上杉家:努力や苦労が報われないブラック企業
毛利家:一大グループを作った理想的なホワイト企業
今川家:ベンチャーに追い込まれた名門企業
北条家:従業員ファーストの大手企業
真田家:すき間産業で生き抜いた中小企業
大友家:地方で急成長したグローバル企業
伊達家:したたかな社長率いる体育会系企業
朝倉家:カリスマ社長とベテラン社員が支えた老舗企業
長宗我部家:中央進出をもくろんだ上昇志向の地方企業
どうでしょう? どこに入社したいですか?
織田家は書いてある通りなイメージだよねw でも社員でも城持ち大名になれるっていう「織田ドリーム」があるもんなあ。時代的に、どうせいつ死んでもおかしくない世の中だし、失うものの無い底辺の人間だったら一発逆転を狙って織田家に仕えようって選択肢は、現代人が思ってる以上に「あり」だったのかもねー。わたしはおっかないから嫌だけど~。

徳川家はそりゃホワイト企業ではあるんだけど・・・業績としては、結果天下とるし。
でも質実剛健すぎて、ヒラ社員の給料は低そうなのが気になるよな~。
上杉家は一見良さげだけど意外にブラック。あるよね〜社長のメンツのために、影で社員は大変!みたいなことw 休暇なのに朝っぱらから清掃ボランティアという名の無償労働をさせられるために出社・・・的なやつw。
真田家は、昨日まで「けっけっけ!笑いがとまんねーぜ!」って言ってたのに、今日は倒産寸前!みたいな、ジェットコースター的スリルがあるから、わたしみたいな器の小さい人間は精神が崩壊すると思うw ・・・無理だw
伊達家も悪くはないんだけど・・・社長の熱い感じにノッていけるタイプなら。わたしは社員旅行とか合宿とか苦手だから、うーん・・・微妙~。
社長のキャラで言うんだったら、長曾我部家のほうが良いかな。諫言も聞いてくれるし。自分の間違いをちゃんと謝るし。
そういう意味ではホワイト中のホワイト。毛利家が1番いいかな〜。地元だしさ~。
あと、意外と北条家がよかったな。経営理念がいいし、実際安定もしてるし。従業員ファーストって、なんていい言葉や~✨
こんな感じで「もし自分だったら・・・」っていうのがイメージしやすくなるんだよね。
それに各大名家の特徴も、比較的スッと入ってくる。
もしかしたら、読みながらリアルな企業を思い浮かべる人もいそう。
「うっわ。あの会社、武田家っぽい・・・」みたいな感じで。

