Google Arts & Cultureで博物館めぐり〜イスラエル博物館
今回はイスラエルにある「イスラエル博物館」です。

オンライン展示もめっちゃ充実してました。
絵画や古美術的なものが多かった。
見ているとアメリカ人からの寄贈が結構ある。
きっと成功して富豪になったユダヤ系アメリカ人なんだろうな。
はからずも両国の結びつきを感じさせられました。
アートの中でも「絵画」が割と多いんだけど、
絵について何か言えるほど造形が深くないので、
ここではワタシが興味を惹かれたものだけご紹介したいと思いまーす。
まずこれ。なかなかに印象的なお面。これ漫画「キングダム」の山の民としか思えないw
それにしても、すごく滑らかに作ってあるよね。石のお面らしいけど、砂漠の石って加工しやすいのかな?
聖書に登場する人物のことが碑文に書かれているっていうのがもう、めっちゃ古っ。
これなんかも、日本人のわたしからすると、もはや神話の登場人物に近い感覚。
そしてそれがローマの劇場の階段に再利用されてたって…ちょっと意表をつかれたわw
あれっこれは私の好きな南米の土偶かしら?ってカンチガイしそうになるくらい、雰囲気が似てる。でも確かにズームして見ると南米のやつより人物の鼻が高いんだよねww
この土偶はエドマイトっていう古代王国の信仰のアイテムらしいんだけど、使わなくなったら壊してたっていうのが、縄文土偶に近いものを感じる…っていうか、逆に縄文の説のほうが、こういうのを参考にしてるのかもなあ。
この石なども8000年前とあるけど、単純な作りなのにすごく神秘的な顔つき。こういう素朴なものの方が本質に近い気がしちゃってグッと来るんだよねえ。この妊婦さんの像はアートだわ。すごくデフォルメされてるけど、優しくて充実した表情が素敵だわ。同じデフォルメされたモノでもこっちは・・・目つきw でも魔除け的にはこれくらい悪を見据えてる感じが効き目あるのかも。
ここの展示はしっかり解説があって、しかも翻訳精度もまあまあってモノがある一方で、誰からの寄贈ですとしか書いてないような素っ気無いものもあって、まちまち。でもこの謎の宙に浮いてるおじさんとか、この石板に描かれているものがなにを示してるのかは、ちょっと知りたかったぞ…。
これなんて縁起物好きとしては見逃せない。スカラベのお守り。お財布に入れとく系だよねw
この人は神話に出てくる人なんだそうだけど、絶対いい人だw 解説を読むと祖先神かも、ってあるけど、珍しいくらい「偉そう」なところがないね。古代のエリコの人々は素朴につつましく生きてたのかね。
逆にこのおっさんの顔は、だれがどう見ても、なんっかイラッとすると思う・・・w

