「遥かな巨大仏 西日本の大仏たち」読んだよ~
わたしが西の民なので(笑)西日本中心の大仏の紹介は、
今後の旅行計画に役立つなあと思って読んでみたんですが、
思っていた以上に参考になる本でした。
最初に見開きで、各エリアの地図があって、仏さまの位置が載っている。
これが非常にわかりやすくて、
ちゃんと仏さまの特徴を押さえたイラストになってるんだよね。
どこにどんな仏さまがいらっしゃるのか把握しやすい。
まずは北陸エリアから。
北陸の仏さまは素材も色々で、アルミニウムでできた大仏さまは珍しかった。アルミ製は今まで見たことが無いかも・・・。
読むと、以前北陸を旅行したときに、実はこれらの仏さまとニアミスしてたんだ・・・と、今になって分かる。悔しいような楽しいようなw
東海エリアも個性的。
とにかくこの本は、すごく写真が素敵なんですよね~。なんでもない街の景色に大仏・・・という非日常感。様々な環境の中でわれわれを見守ってくださってる心温まるお姿。大自然のなかの雄大な姿・・・。その仏さまの素敵さを存分に写しとってて、すごく良いです。
関西エリアは王道感。
やっぱり日本の仏教の中心的なエリアなので、奈良の大仏を筆頭に、有名なお寺が多く出てくる。それでも、お寺の名前は知っていたけどそこの仏さまがこんなに大きかったとは!とか、京都の摩崖仏とか、やっぱり知らないことだらけだったな~。
中国・四国エリアはさすがに地元だけあって、わたしは知ってる場所も多かったけど、他のエリアと比べるとそれほど巨大仏が多いとは言えないかも。ただ、知ってるとはいえ、行ったことがあるかっていうと、ほとんど無いから参考にはなったよね。ちゃんとアクセスや駐車場の有無なんかも記載されているから。いつか行きたいな。
もちろん巨大仏がメインの本なんだけど、その近隣にある、ちょっと興味深い見どころなんかを紹介する「コラム」のようなページもあって、なかでも鳥取県東伯郡琴浦町赤碕にある日本最大級の自然発生墓地「花見潟墓地」を取り上げていたのが良かった。墓地の何が見どころなのかって思うでしょ? 独特な景色がそこにはあるんですよ~。グッとくる写真です。
九州エリアは自由度の高さ。
作った人の仏教観?みたいなものがにじみ出てる仏さまだなっていうか。
それぞれが思い思いに作りましたねえ~っていう感じ。
この巨大仏の本。もちろん、東日本バージョンもある。
東日本にお住まいの方はそっちがおススメかも。

