「日本文学気まま旅」読んだよ~
2020/06/02/12:48
有名な観光地も、ちょっとした名所も、さまざま55ヵ所も紹介されてます。
1ヵ所について数ページなので、短すぎるくらいあっさり。
あっという間に読めちゃいます。
文学に記されたからこそ名所になった場所もあれば、
逆に、名所だからこそ文学の舞台になった場所もある。
有名なあの文豪が、そこを訪れてどんな文章を書いたか。
有名なあの歌人が、どんな歌を詠んだか。
あるいは、そのベースとなるご当地の伝説やエピソードなどなど・・・
そのあたりを知ることによって、
読み手側の「その場所」への認識や見かたも、また変わってくるよね。
観光情報としては、「一口旅案内」として、
各章の最後に小さく、アクセス方法について一行添えられていて、
いかに簡潔にガイドできるかチャレンジしてるかのよう(笑)
ぜんぜん悪い意味じゃなくて、それができるってある意味すごいです。
こういうのって、ついお節介に、あれこれ情報を盛りがちじゃないですか。
でも今はネットでアクセス法や最寄りの宿は簡単に調べられるし、
むしろ、こういう形のニーズってあるかもしれない。
検索キーワードだけ くれ、みたいな・・・。
具体的な「旅に出かけるための情報」というよりは、
旅情をかきたてたり、旅に出るきっかけをつくるような、そういう本。
あと、文字が大きいところもポイント高し。

