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おでかけブログ。神話や妖怪、UMAが好き。その他、日々のふしぎや、おバカな出来事・読書感想などを、つらつらと。


ジオパークの地形・風土が、伝説とリンクする



この本に出てくるジオパークとは山陰ジオパークのことです。
鳥取から丹後半島あたりまでの日本海側のエリアを、
國學院大學の先生と院生さんたちがフィールドワークして、
伝説のなかに地域の地形・気候風土が
どのように影響してるかをまとめた報告、といった一冊です。

人間って、そこに変わった景観があったら、絶対何かを見出すじゃないですか。
なにかを見出したら、そこにストーリー(伝説)が生まれるじゃないですか。

ジオパークは現代人でさえ「おおっ」と思う地形が見られる場所なので、
その点、分かりやすい。
まして取り上げられたエリアは、わたしにとって比較的行こうと思えば行ける距離なので身近です。

例えば柱状節理を見て、昔の人がどんなものをイメージしたのか。
どうやら建材のようなものを連想したみたい。
それで、隠岐の島まで神様が橋を架けようとして計画がとん挫し、
建材が置きっぱなしになってるのがこの場所である・・・的な伝説があるそうです。

あと、俵を積み重ねたようだと見た所もあったみたい。
面白いのは、川の近くで夫婦の神様がその俵石(柱状節理)の数を数えていたんだけけど、川の流れる音がうるさくて、何度やっても夫がちゃんと数えられないのを見た妻の神様が、「こんな数もマトモに数えられない男なんて将来の見込み無いわ~~」って、見限る・・・って伝説があったりするw もちろんそこの柱状節理の近くには淵があって、川の音が云々っていう伝説と合致してるんだよね。

丹波の「丹」の由来という伝説もあった。
白蛇伝説というのがあって、物語の最後、池に棲む白蛇が退治されてその池が赤く染まった・・・ということから、そこを丹池と呼ぶようになり、のちに丹波の国名の由来となるっていう。実際、この一帯の地質は花崗岩で、その花崗岩が風化した「まさ土」の赤い色のことではないかと書いてありました。また、昔のことなので、土砂が池に流れ込むような状況(水害など)もよく起きたようです。

ほかにも、山陰の牛鬼伝説の正体は、
丹後地方特有の気象「ウラニシ」によって生じる現象のことではないか・・・
などなど、

地形・地質・気候などが、伝説に反映されてる事例が報告されていてました。

個人的に好きなテーマなので読みましたけど、中にはジオパークに含めちゃっていいの?って思うような場所まで入っていて、タイトルと内容がちょっとあってないような章もあったりするし、文章が研究報告らしい書かれ方でお堅いので面白味には欠けるかな。

あと願わくばもっと詳細な地図が欲しかった。
本の最後に簡単な地図があるだけなので、スマホで検索しまくりでした。

ちょっと残念なところもあったけど、このテーマの本がそもそも少ないので、あっただけでもありがたい・・・としておこう。


あと、ここからはもはや読書感想の範疇ではないんだけど、
わたしとしては、久方ぶりに「声に出して読みたい日本語」として個人的に大ヒットなパワーワードが出てきて、テンションが上がりまくったので、ぜひご紹介したいと思います。くだらなさすぎて、わたし以外のだれにも刺さらない可能性あるけどw

その言葉とは・・・

e1150_1 (1)

そう、
ちなみに漢字で書くと・・・

e1536_4.png

どうですか、この五文字のインパクトといい、
語感の素晴らしさといい・・・

e1102_1.png

つい呟きたくなる・・・(反芻)
いいなあ。 いいなあ。

これがなんなのか。説明しないとわかりませんよね。
これは浦島伝説に関係するワードなんです。ご存じ浦島太郎です。

このお話の舞台となったという場所は、実は全国各地にあるんですが、その中でも古文書にも記述があって有力なのが丹後半島の浦島伝説です。このエリア、ちょっとずつバージョン違いの浦島伝説が点在してるんですが、ストーリーは概ねこんな感じ。

主人公は浦嶋子(うら・しまこ)という男。海で魚を取ってたら乙姫と出会い、蓬莱宮(竜宮城)へ行って乙姫と楽しく過ごすんだけど、ある時故郷が恋しくなり、乙姫から玉手箱をもらって帰郷する。しかし知らぬ間に何百年も経っており、自分の家はあとかたも無くなっていたのだった。ショックを受けた浦嶋子は開けるなといわれた玉手箱を開けてしまう。違和感を覚え鏡を見ると、そこには老衰した自分が写っていた・・・!そして!!

驚いた嶋子は
思わず顔の皺を
近くに生えていた榎の木に投げつけた!!!!


ちなみに、その榎は今でも「しわ榎」と呼ばれ、その地に生えているそうです。
(現在2代目で地元民に大切にされているらしい)
京丹後市網野町にある銚子山古墳の入り口付近に、その「しわ榎」はあるそうです。
マジだよ!実在!マジであるんだよ、しわえのき~~~。なんて夢のある話なんだ。
この銚子山古墳は日本海側では最大級の古墳の一つらしく、嶋子の一族が地元有力豪族だった件についても言及されてました。

この本、興味のある人はともかく、そうでない人まで引き込めるかっていったら、それはキビシイと思われる。
でも、この「しわ榎」のことだけ覚えて帰ってくださいw 

そもそも私は昔から、玉手箱をあけて老いさらばえてしまった浦島太郎こと浦嶋子の心理が気になってるんですよね。
投げつけるって結構激しいですよね。怒り・・・恐怖・・・なのか。それは何に対してなのか。自分の浅はかさか、それとも妻だった乙姫に向けたものなのか。いやぁミステリー。サスペンス。気になる気になる・・・。

関係ないけどわたしだって、しわを投げつけられるもんなら投げつけたいw
網野町はこの際、しわ榎をもっとフューチャーして、「しわ退治」のご利益神社とかつくっちゃえばどうかな。そんでしわに悩む年ごろの女性とかクリーニング屋あたりにめっちゃ崇敬を受ける観光名所に育てるんだ・・・(妄想) 

以上、「ジオパークと伝説」読書感想でした♪
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あと、ここからはもはや読書感想の範疇ではないんだけど、
わたしとしては、久方ぶりに「声に出して読みたい日本語」として個人的に大ヒットなパワーワードが出てきて、テンションが上がりまくったので、ぜひご紹介したいと思います。くだらなさすぎて、わたし以外のだれにも刺さらない可能性あるけどw

その言葉とは・・・

e1150_1 (1)

そう、
ちなみに漢字で書くと・・・

e1536_4.png

どうですか、この五文字のインパクトといい、
語感の素晴らしさといい・・・

e1102_1.png

つい呟きたくなる・・・(反芻)
いいなあ。 いいなあ。

これがなんなのか。説明しないとわかりませんよね。
これは浦島伝説に関係するワードなんです。ご存じ浦島太郎です。

このお話の舞台となったという場所は、実は全国各地にあるんですが、その中でも古文書にも記述があって有力なのが丹後半島の浦島伝説です。このエリア、ちょっとずつバージョン違いの浦島伝説が点在してるんですが、ストーリーは概ねこんな感じ。

主人公は浦嶋子(うら・しまこ)という男。海で魚を取ってたら乙姫と出会い、蓬莱宮(竜宮城)へ行って乙姫と楽しく過ごすんだけど、ある時故郷が恋しくなり、乙姫から玉手箱をもらって帰郷する。しかし知らぬ間に何百年も経っており、自分の家はあとかたも無くなっていたのだった。ショックを受けた浦嶋子は開けるなといわれた玉手箱を開けてしまう。違和感を覚え鏡を見ると、そこには老衰した自分が写っていた・・・!そして!!

驚いた嶋子は
思わず顔の皺を
近くに生えていた榎の木に投げつけた!!!!


ちなみに、その榎は今でも「しわ榎」と呼ばれ、その地に生えているそうです。
(現在2代目で地元民に大切にされているらしい)
京丹後市網野町にある銚子山古墳の入り口付近に、その「しわ榎」はあるそうです。
マジだよ!実在!マジであるんだよ、しわえのき~~~。なんて夢のある話なんだ。
この銚子山古墳は日本海側では最大級の古墳の一つらしく、嶋子の一族が地元有力豪族だった件についても言及されてました。

この本、興味のある人はともかく、そうでない人まで引き込めるかっていったら、それはキビシイと思われる。
でも、この「しわ榎」のことだけ覚えて帰ってくださいw 

そもそも私は昔から、玉手箱をあけて老いさらばえてしまった浦島太郎こと浦嶋子の心理が気になってるんですよね。
投げつけるって結構激しいですよね。怒り・・・恐怖・・・なのか。それは何に対してなのか。自分の浅はかさか、それとも妻だった乙姫に向けたものなのか。いやぁミステリー。サスペンス。気になる気になる・・・。

関係ないけどわたしだって、しわを投げつけられるもんなら投げつけたいw
網野町はこの際、しわ榎をもっとフューチャーして、「しわ退治」のご利益神社とかつくっちゃえばどうかな。そんでしわに悩む年ごろの女性とかクリーニング屋あたりにめっちゃ崇敬を受ける観光名所に育てるんだ・・・(妄想) 

以上、「ジオパークと伝説」読書感想でした♪
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【2019/11/03 19:00】 | 読書感想
【タグ】  感想  読書  
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Re: No Title
あけぼう
へろんさん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

行かれてましたか~いいなあ、うらやましい。
浦嶋神社とはちょっとまた別にあるんですよね。
しわを投げるという状況、すごいですよね。
感情が爆発した結果の行為、という感じがして気になります。
この勢いですから、しわが取れるどころか、何もかもとれてのっぺらぼうになってしまいそう(^^;)

テングシデ、知ってますよー。めちゃくちゃ樹形がトルネードしててカッコいいですよね。でも実際に見たことはないです。
どちらも五文字のゴロの良さみたいなのがあって素晴らしい(笑)


No Title
へろん
数年前に丹後半島に行った時、そこが浦島伝説の地だというのは見たのですが・・・しわえのきというのは知らなかったですね。
それにしても、しわを投げるというのはどのような状況なのか・・・
しわを投げた後の浦嶋子の顔ってどうなったんでしょう? しわが取れてお肌すべすべ・・・??(^^;)

それにしても、「しわえのき」と聞いて北広島の「テングシデ」を思い出しました。樹が個性的にくねくねと曲がってるのですが、しわを投げつけたように浦島太郎が曲がった腰を投げつけたとか・・・


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Re: No Title
へろんさん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

行かれてましたか~いいなあ、うらやましい。
浦嶋神社とはちょっとまた別にあるんですよね。
しわを投げるという状況、すごいですよね。
感情が爆発した結果の行為、という感じがして気になります。
この勢いですから、しわが取れるどころか、何もかもとれてのっぺらぼうになってしまいそう(^^;)

テングシデ、知ってますよー。めちゃくちゃ樹形がトルネードしててカッコいいですよね。でも実際に見たことはないです。
どちらも五文字のゴロの良さみたいなのがあって素晴らしい(笑)
2019/11/07(Thu) 09:40 | URL  | あけぼう #-[ 編集]
No Title
数年前に丹後半島に行った時、そこが浦島伝説の地だというのは見たのですが・・・しわえのきというのは知らなかったですね。
それにしても、しわを投げるというのはどのような状況なのか・・・
しわを投げた後の浦嶋子の顔ってどうなったんでしょう? しわが取れてお肌すべすべ・・・??(^^;)

それにしても、「しわえのき」と聞いて北広島の「テングシデ」を思い出しました。樹が個性的にくねくねと曲がってるのですが、しわを投げつけたように浦島太郎が曲がった腰を投げつけたとか・・・
2019/11/05(Tue) 21:31 | URL  | へろん #kYK71OPk[ 編集]
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