「下戸の夜」読んだよ~
下戸には下戸の道がある。 それぞれの下戸道!
下戸の人たちはどんなふうに夜を過ごしているのか?
われこそは下戸!・・・という文筆家の人達が、
それぞれエッセイを寄せている本です。
わたしも呑めなくはないですが、それほど大酒呑みってわけでもなく
この本を読んでみると、スタンスとしては下戸に近い。
共感することが多かったです。白ごはんが欲しいんだ!っていう心の叫びとか・・・。
酒の味・楽しさを知らない、知ることが出来ないっていう哀しみ。
と同時に、
「呑めない」って言った時のちょっと場が盛り下がる感じ。下戸=ざんねんな人、みたいな日本社会にいまだに蔓延る下戸差別への反発w あるあるー。その微妙な心もちを、皆さんがまたうまいこと表現してるのよね~。
そして、そういうのを噛みしめつつ、
あえて酒席でのテンションをどこまでも高めてみる人あり、
人間観察の場としてひそかに楽しむ人あり、
酒席に誘われない分、読書に精を出したり、カフェでお洒落に過ごす人もあり。
下戸の夜だって充実してるのです!!
下戸の営業マンたちの対談も面白かった。
彼等ってやっぱり酒席で呑んでる人々の言動を、ものすごく観察してるんだよね。
90分後、必ず態度がゆるんでくる。アルコールが回ってくる頃なんだろうね。
酒に強い人だって、それはそれなりに、やっぱり90分でゆるんでくる。
・・・90分かあ。これは覚えとこう(笑)
以上、「下戸の夜」読書感想でした♪


酒シリーズ2でした。