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ぼんやりタイガー

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「海」の交流 古代から近世までの瀬戸内海・日本海

2019 - 10/07 [Mon] - 15:00



海の歴史はどんな感じだったか~瀬戸内を中心に~



最近少し海のことが気になっていた矢先、見つけた本です。
タイトル通り、瀬戸内海&日本海の海の歴史をまとめた本。
とはいえ、7:3くらいで瀬戸内海の記述が多いかな。
中国地方総合研究センターっていうところが出している本なので、
ほかの地方の人はあまり出会う機会のない本かもしれない。
(amazonには普通に売ってるけども)

瀬戸内海のエリアって、県でいうと、
山口・広島・岡山・兵庫・香川・愛媛ってぐあいに、かなり広いんです。
それぞれの県の郷土史をひもといて、
海に関することだけ拾ってくの大変ですからね。
わたしとしては、まずはザックリと把握したい。
そういった目的なので、こういう本はありがたいです。

この本は各分野の専門家がテーマごとに原稿を寄せています。
今までに著作を読んだことのある先生もおられました。
広島・山口を合わせた地域で、
最も大きな古墳が、島にあったって知ってました?
もうビックリですよ。全然知らなかった。
(注:今現在は埋め立てやら何やらで陸続きになってるそうですが)
弥生時代の遺跡も意外と島で多く発掘されているらしい。

それから平清盛。日宋貿易。
宮島の厳島神社について書かれた章を読むと、
昔の人の知恵とか建築技術すげえな、ってあらためて思い知らされる。

広島の造船業が
古代にさかのぼるくらい古いルーツを持つっていうのも、
地元民としては胸熱なとこが、あります。
確かに造船みたいな重工業が小さい島にいくつも存在してるのって、
不思議と言えば不思議だもんなあ。

もちろん、村上水軍や毛利元就の章も出てくる。
とはいえ、この頃になると海賊はじわじわと終焉を迎えるので
個人的にこの話は若干切ないものがある。

あと、朝鮮通信使ね。
読みながらつくづく、
あの国の人たちが日本に対して異様に上から目線なのも分かる気がしたw
こんなもてなしされたら図に乗るわ~。
1度の経費が100万両。ぜんぶ、我が国が負担。
対馬藩がつけた護衛船だけで50隻。
瀬戸内海に入ると、接待する藩の送迎船だけで200隻以上。
鞆の浦の港では100隻の船が灯りをつけて港を照らしたそうな・・・
そりゃ図に乗るわ~(しみじみ)

後半から日本海側(山陰)の海運のことも、出てくるんだけど、
実は瀬戸内海以上に実情って知らなくて。

やっぱり古代からめちゃくちゃ大陸の人達が漂着してるんですよ。
渤海使節とか、かなりの割合で本来目指してた港じゃない場所にたどり着いてるんじゃないかと思うくらい、打率低いw
毎度毎度、漂着した浜で言葉の通じない庶民相手に
「ワレワレハ、ボッカイ カラ キタ 」みたいなやり取りから始まって、
ドタバタ劇が起きてたんだろうな~てなことを想像したりして楽しいw
そんなこんなを経て、何事も無かったように都で使節ぶってるんだろうねw
まあ、よそのことは言えないくらいこっちも向こう側に漂着してるんだろうけどw
そのあたりの具体的なところも知りたいけど、それはまた別の良い本との出会いがあればいいな。

あと、中世に入ってからも、
日本海側の国人・守護が中国・朝鮮へ通交を求めていたことや、
私的な貿易をしてたことも、
言われてみればそうかと思うけど、あまりよく知らなかったし。
大体、大河ドラマで出てこないもんね。山陰のほうって。
ひとつかなりびっくりしたのが、漂着した朝鮮人が帰れないまま
出雲安来に集住してたとか(70戸)もいたらしい。もう村じゃん。ひとつの。
この辺りの昔話とか祭りとかに影響あるんじゃないかな。
安来といえば「あらエッサッサー」の安来節しか知らないけども。

あと石見銀山のインパクトもすごかったよね。
もうグローバル!
でもポルトガル商人が大儲けして、
どんどん銀が流出してくのは読んでいてちょっとイライラしたけどもw

まあこんな感じで、
知ってる地名、おなじみの場所などが出てくるので、
圧倒的にイメージがしやすいですね、やっぱり。

面白かったです。
瀬戸内海の歴史の全体像がざっくり把握できる良い本でした。


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Re: タイトルなし

misachi68さん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

ありがとうございます~素敵なイメージを持っててくださって。
たしかに温暖だし、レモンや蜜柑やオリーブが名産なだけあって、地中海に似てるような気はしますw

日本海の場合は海の向こうは異国だから、また別の心境を抱きそうですよね。
太平洋もまた、実際は海の向こう(アメリカ)があるけど、心理的には向こう岸なんて永遠になさそうな印象だw

ちなみに瀬戸内海ですが、昔はフェリーの航路がたくさんあって、四国へも船ルートで行けてたんですが、やっぱり瀬戸大橋ができたのが大きくて、四国へ行くフェリーはほぼ壊滅しまして。その後、しまなみ海道もできちゃったし、海の交流というよりは陸の交流みたいになってます(^^ゞ 
でもね~橋を渡るのって料金が高いので、当初は今みたいなETC割引とかもなかったし、うちの親は子ども(わたし)を連れて家族で出かけるとき、四国は選ばなかったですね~、ぶっちゃけ避けてたww 大人になってからですよ。ちょくちょく四国に行くようになったのは。

なので、地元の我々にとっても、この本に載ってる海の交流の盛んな様子は新鮮だったりします。

なんていうか、
瀬戸内海のエリアって
県をまたいでも文化的に近くて
海を通じて交流できてるような
勝手に素敵なイメージを抱いているんです。
北陸から眺めると温暖だからでしょうか。
地中海沿岸諸国のような・・・

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