「海に漂う神々 世阿弥が伝えた古代史の真相」読んだよ~



能楽の聖典とされる『風姿花伝』には猿楽の歴史が記されている。そこには、正史が語らない古代史の真実が秘められていた。そのひとつが謎の多い古代豪族として知られる秦氏の実像である。平安京建都を支えひっそりと歴史の闇に消えて行った秦氏を『風姿花伝』から検証していくと、秦氏のみならず古代の大事件の数々がこれまで信じられてきたものと全く違う様相を見せたのである。『風姿花伝』を芸能論ではなく歴史書として追究した画期的で痛快な書。(「BOOK」データベースより)

図書館で、たまたま目に飛び込んできた本。
普段は縁のない、歌舞伎や能など、伝統芸能のコーナーにあるので、
今まで気づかなかった。本当に偶然の出会い。

有名な世阿弥の「風姿花伝」は、
能の理論書であり日本最古の芸能論と言われています。

また、今でこそ誰でも手に入れて読むことができますが、
明治になるまでは能の宗家に伝わる秘伝の書だったそうです。

その「風姿花伝」に書き残された
能(猿楽)のルーツに関する記述には、
猿楽と、古代の豪族・秦氏のかかわり、
猿楽と天鈿女命(アメノウズメノミコト)のかかわりに触れており、

この本は、それをとっかかりに、
日本書紀 皇極3年7月の、不思議な記述の謎に迫ります。
そこから古代史の事件の裏側まで見通そうという試み。

とても丁寧に調べられているのは分かるんだけども、そこは古代史。
根拠といっても、どっちにも取れそうなところも多くあって、
この説に賛同できるか、評価できるか、というのは、
なんとも難しいところ。う~~~ん・・・。

わたし自身が、まだ古代史の本を読む時の心構えというか、
距離感みたいなものを、どうもつかめてないんだよなあ・・・

ただ、作者の文献の読み解き方は、
今まで読んだ古代史の本とはまた一味違っていて、
とても新鮮で面白かったんですよね。

だから、賛同は出来ないけど、評価はしたい感じ・・・っていうことかなあ。
何だそりゃって思われそうだけどw

中でも、特に一章を設けて、能「翁」について、
いかにこの「翁」が他の能に比べて≪特殊≫であるのかを、
舞台装置や楽器にはじまり、順を追って解説しているのですが、
そこはひじょ~~~に面白かった。
単純に、能のことも少し知ることが出来たし、
「翁」の目的や内容・・・といった、作者による解釈も刺激的でした。
観たくなったよ「翁」。
(そして取り急ぎ、YouTubeへ飛んでいったとさ・・・)



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2018年29日 読書感想 こめんと4 とらっくばっく0
  

こめんと

あけぼう
玉さん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

この翁のところがこの本で一番面白かったところだよ。
「翁」は能であって、能ではないって言われているんだよね。
機会があったら読んでみてください。
2018.10.04 12:01
玉坂めぐる 
能面も翁だけが、二分割で、パカパカしてて、毛も植わってて不思議だなあと思ってました。
ほうう。。。メモだな。メモメモ・・・
2018.10.04 11:34
あけぼう
misachi68さん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

なんかだか最近、わりと最終的に能へ行きつく事がおおいんですよ。
先日はとうとうファッション誌でも能を採り上げてる記事を見ましたし。
今回の記事の最後に紹介した「翁」なんですが、
我々が読んでる例の本でも出てきましたよ。ビックリしました。
2018.10.02 09:12
misachi68
古代史ってやっぱりまだまだ謎めいてますもんね。
能のルーツって相当古そうですし、
一体いつの頃から人々は歌ったり舞ったりしてたんでしょうか。
歴史っていろんな角度から研究されてるんですね〜〜
2018.10.01 16:17

こめんとの投稿

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とらっくばっく

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