しまなみ海道 ☆ サザエがたくさん!耳の神さま~因島 大山神社 2

本殿の奥の方へと続きます。
行ってみると・・・

途中に、猿がいました・・・。
境内には、干支にちなんだ像があちこちにありました。これもその一つでした。
道の先には、

大山神社は因島土生(はぶ)町という住所にあります。
これは「埴生(はにゅう)」が転訛したものなんだとか。
本殿の周辺の赤土の山は、魔除けの土として、古代から信仰されていたんだそう。
このへんが、最初の神社の説明に書いてあった(前回の記事)、
弥生時代の須恵器の高坏が出てきた事や、
神社のご祭神が山の神だったりする事と、とリンクしているんでしょうね。

きれいな円錐形に埴土を盛った埴山には、

なんと、埴輪の武人が警備してました~~~りりしい。
そして、その向かいには・・・

この、地面に敷き詰められているもの、何かわかりますか?
玉砂利じゃないんです・・・これ・・・

これ、サザエの殻なんです!ぜーーーんぶ!

こちら、「耳明(みみご)神社」って言います。
全国でも珍しい耳の神様です。
サザエが耳の形に似てるという事から、
ご祈祷の時にサザエを奉納するんだそうです。
だからこんなにたくさん、あるんですね、きっと。
そういえば、子どもの頃よく貝殻に耳を当てて音を聴いたりしたよなあ・・・。
今となっては意味がわからない。あれ何だったんだろう。
でも、そういう意味でもサザエって耳を連想させるものではあるかも。

ご祭神は天児屋根命(あめのこやねのみこと)といって、
天照大御神が天岩戸にお隠れになってしまった時に、
岩の前で祝詞を唱えた神様なんだとか。
それにしても、このビジュアル、すごいですね!
耳の付け根から垂れ下がっているたくさんの紐は
「耳結びヒモ」って言って、
授与所で購入することができますよ。
お参りの方法も独特なので、神社の方に聞くと良いです。
私はヒモはやらなかったんですが(←今となっては後悔)
さっき麦茶を頂いた時(前回の記事)に、
神社の方から教えて頂いた参拝のやり方を実践しました。
「耳明さん、耳明さん、耳明さん」と唱えながら
柱をトントントンと軽くたたくんですよ~。
振動を神様に伝える、というような感覚なのかな~?
わたしも、最近耳の聴こえがイマイチなんですよ。
いわゆる健康診断での「聴力」には問題はないんだけど、
空耳的な聞きまちがいが多くなってきたような気がする(歳かな)
あと、周波数的な事なのかもしれないんだけど、
電話の声が本当に聞き取りづらいんだよねー。
(特に年配男性。←わりと致命的ww)
なので、ほんと切実に、お参りできて良かったかも~~。
大山神社、もう一つ注目点があったので、つづきます。

