おでかけブログ。ご朱印を集めてます。その他、日々のおバカな出来事・読書感想などを、つらつらと。


内容(「BOOK」データベースより)
海野つなみは「ひねる」、いくえみ綾は「練る」、冬目景は「何度も消す」、そして、荒川弘は「ネタを回す」―彼女たちが語る“手の痕跡”。“漫画”と読者を繋ぎ続ける「見えない糸」の正体を探る、創作読本。



4名の漫画家さんたちのインタビューが掲載された一冊。

この中でも、特にいくえみ綾先生は、
自分が10代のころから
第一線で活躍されている漫画家さんだったし、
キャリア的に大ベテランにもかかわらず、変に大御所化せず
若い作家さんに交じって連載して違和感ないという。
常に作風をアップデートして新たなファンを獲得し続ける姿勢が、
本当にすごいなあと思っていて、
最近は漫画をぜんぜん読んでないわたしでさえ、
先生の「仕事の流儀」ならば読んでみたい!
と思って手に取りましたね~~~。

まずトップバッターの海野つなみさんは、
想像以上に理論派という印象でした。
ストーリーもラストまで決まっている状態で進めるそうですし、
求められたページ数から
1ページあたりの適切なコマ数を割り出すやり方とか、
最も一般人が理解しやすい、
段取りのしっかりした仕事のしかたといいますか。

逆にいくえみ先生は天才肌というか長嶋茂雄的というか、
右脳全開で描いてるような。
学生デビューした時の、高校時代のエピソードなんかも、
昭和の時代を知る世代の人は興味深いと思います。
わたしが思い出深いのは、
やっぱり先生の描く男子がいきなり奥田民生化したことですかね。
公の雑誌でここまであからさまに
タミオの顔で漫画が展開されていく・・・ってことや、
それをやってしまう先生の
筋金入りのミーハーぶりに驚いた覚えがあるw
しかし、こうしてインタビューを読むと、
絵をいろいろ試行錯誤していた時期だったということがわかりました。

とにかく、4名の先生方は、
ストーリーを紡ぎだす、生み出す、ってとこには
それほど苦労されてないみたいで、なにげにビックリでした。
読みきりならまだしも、連載ってなってくると、
そこが一番大変なんじゃないかと思ってました。素人考えで(笑)

まあでもそこはプロの漫画家としたら、基本中の基本で、
出来て当たり前、そこは語るまでもないところなのかもしれないです。

先生たちの意識は絵に関することに集中してました。
インタビューの大半は、絵のことについてでした。

特にそれが顕著だったのが、3人目の冬目景さん。
申し訳ないことに、
私は彼女の作品は読んだことがないんですが、
美大出身の方らしく、
絵の試行錯誤について語っている内容が具体的でした。
描く線の違いだとか、道具による違いだとか、
原画と印刷されて雑誌に載った時の差をどう埋めるか、
といったことなど。

4人目は荒川弘さん。
成人してからのデビューだったことが、
それまでの3名の先生方とは違っています。
デビューまでの経緯や、
作品のメディアミックス化についてのお話が面白かったかな。
担当さんとの関係や、
アシスタントさんを抱える雇用主として
気をつけていることなどの話もされていて、
全体的に社会人っぽさを一番感じたような気がする。


アシスタントさん、担当さんとの関係は
すべての先生が語っておられたし、
そう考えたらやっぱり、
この本ではかなり内幕を話してくださっているのかなと、
そう思いました。

先生たちの姿勢は
ものづくりの仕事すべてに通じるものがある気がする。
社会人としても参考になる点があるように思いましたよ。




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【2018/07/24 18:03】 | 読書感想
【タグ】  感想  読書  
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Re: おはよーございます
あけぼう
小々次郎さん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

わかりますわかります。当時の「別マ」は、くらもちふさこ先生が不動の4番的な「率いてる」感がありましたよねー。いっぽうあけぼうの性格的にホットロードはまったく刺さらなかったのだった・・・w
それにしても漫画家さんの万能感はスゴイです。読んでいて益々そう思いました。是非!塩水用意してお読みください!

おはよーございます
小々次郎
いとこの姉のおかげで「別マ」だけは読んでいました いくえみ綾さんもそうだけど 自分はくらもちふさこさんのクールな登場人物とその都会感に憧れたもんです 漫画家さんってストーリーもセリフも考えて さらに絵もコマ割りも作って そこに個性だしていくってすごいですね きっと整理整頓がきちっとできるタイプなんでしょう タフでクールで そしてヒューマンタッチ。 表現者の端の端のはしくれの自分としては この本読んで 塩水で顔を洗って出直してきたいと思います



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この記事へのコメント
Re: おはよーございます
小々次郎さん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

わかりますわかります。当時の「別マ」は、くらもちふさこ先生が不動の4番的な「率いてる」感がありましたよねー。いっぽうあけぼうの性格的にホットロードはまったく刺さらなかったのだった・・・w
それにしても漫画家さんの万能感はスゴイです。読んでいて益々そう思いました。是非!塩水用意してお読みください!
2018/07/25(Wed) 12:45 | URL  | あけぼう #-[ 編集]
おはよーございます
いとこの姉のおかげで「別マ」だけは読んでいました いくえみ綾さんもそうだけど 自分はくらもちふさこさんのクールな登場人物とその都会感に憧れたもんです 漫画家さんってストーリーもセリフも考えて さらに絵もコマ割りも作って そこに個性だしていくってすごいですね きっと整理整頓がきちっとできるタイプなんでしょう タフでクールで そしてヒューマンタッチ。 表現者の端の端のはしくれの自分としては この本読んで 塩水で顔を洗って出直してきたいと思います

2018/07/25(Wed) 11:03 | URL  | 小々次郎 #-[ 編集]
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