京都 ★ 貴船神社 1
鞍馬寺から奥の院参道を歩いて、魔王殿まで到着したのが前回まで。
そこからは下り道が続きます。
既に痛めている足腰が痛いもんで、同行者の肩を杖代わり(笑)

ひいひい言いながら、やっと出口です。
もちろん、こちら側から山を登って
奥の院参道経由の本殿金堂へ向かうという、
我々とは真逆のルートを選ぶ人もいて、
おそらく本堂の前で出会ったトレッキング姿の外国人カップルは
それだと思うんですが、(その時の記事→★)
やっぱり外国人じゃなくて天狗だったのかもしれない。
どう考えてもスピード早すぎだよ。

で、ここがどこかと言うと、この川が鞍馬山と貴船山の境みたいな。
貴船川って言うそうです。鴨川の源流のひとつなんだとか。
そう。橋を渡ったら、貴船山のエリアになります。
川から来るひんやり感、すごく感じます。
やっぱここは夏に来たかったー。4月上旬、やっぱ寒い。

ここはここで、有名な「貴船神社」があるので行きましょう!
鞍馬寺は一応2回目だったけど、ここは初めてです。
こちら貴船神社は
「本宮」と「結社(ゆいのやしろ)」「奥宮」の
3カ所に神さまがお祀りされています。まずは「本宮」から。

(クリックして拡大)

有名な階段♪ ここの写真はインスタでもちょくちょく見ます。
それにしても足腰ボロボロなんですが、
この階段を見ても不思議と心が全く折れないw
やっぱり鞍馬寺でもらったパワーのせいなのか・・・
本当に気持ちだけはやたら元気。

階段を上ると、綺麗な社殿が見えてきます。

神社にはよく馬の銅像があるけど、ここのは2頭。
お馬さん同士がじゃれあってるような像ですね。
この神社は水の神様を祀っていて、
歴代天皇は、干ばつの時には黒馬を奉納して雨乞いし、
長雨が続く時には白馬(赤馬)を奉納していたんだとか。

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それが次第に生きた馬のかわりに馬の形の板を奉納するように。
それが絵馬の原型だそうです。
なので、こちらは絵馬の発祥の地ということになっています。

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ご神木の桂の木も独特の姿で、印象的でした。

貴船神社って・・・
丑の刻参りのスポットとしても有名なのご存知ですか?
こんな立派な木を見ると・・・ついつい五寸釘の痕を探してしまうよ(^_^;)
見つけられなかったのは幸いでした。本当に見つけちゃったら怖いもん。

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境内には昭和の有名な作庭家・重森三鈴さんが作った石庭がありました。
岡山県にこの方の作った庭があって、たまたま知ってます。
そこはすごく現代的というか、和モダンな庭なので、
そういう作風の方なのだと思い込んでましたが、
こんな古代の息吹を感じさせるお庭も手がけておられるんですね・・・。

これらの石はみんな、この辺りで産出される貴船石という石なんですね。
鞍馬山も2億6千年前の地層を含むとあったし、
これはもう、ほんとにタモさんが来ても良いのではないでしょうか。
乞う!ブラタモリ!

参拝します・・・(。-人-。)
本宮のご祭神は 高龗神(たかおかみのかみ)
日本書紀によると、
イザナミ・イザナギの神様が次々と神様を生んで
最後に火の神が生まれたことで、
イザナミは身体を焼かれて死んでしまうんですが、
イザナギは妻を失ったショックで、
その時に生れた火の神様を剣で3つに斬っちゃうのです。
すると、3柱の神様が出現。
1柱は雷の神となり、1柱は大山祇神(山の神)となり、
そしてもう1柱はこちらで祀られている、
高龗神(水の神)になったのだそうです。
なんだかロケーションともすごく合ってる話ですね。
鞍馬山と貴船山があり(山)
背の高い木々が立ち並んで、雷が落ちることも多いだろうし(雷)
山から湧き出る水が流れ出す水源の地であるわけで(水)。
それにしても、イザナギという神様が斬った時、
対象が消滅するのではなくて、別の何かになる。
なんなら増えてるっていうのが面白いなあ。
なんだか化学式みたい。もちろん理屈はぜんぜん違うんだけど。
錬金術みたいな。超カガクみたいなw
イザナギノミコトって触媒みたいな神様だな。
酸素かもな~酸素の神。(←妄想止まらず。勝手にすみません)

その水の神様のお膝元で、こんこんと湧く御神水を飲むことが出来ます。
授与所では、持ち帰り用のペットボトルも売ってるので、
この後「結社」「奥宮」にも行く予定であれば、たっぷり汲んでいくのもいいかも。
特に夏なら、水分補給にも良いですよね。
そして、ここのおみくじがすごかった!

水に浮かべると字が浮き出てくる上に
QRコードで、結果をweb上で確認することも出来ちゃう。
なんとも進歩的なおみくじなのでした。こんなの初めて。

そしてご朱印~♪
御朱印帳もすごく可愛くて、水の神様をお祭りしている神社だけに、
水玉模様なんですよ~♪
欲しかったけど、まだ家にいっぱいご朱印帳があるので我慢。
つづきます。

