ぼんやりタイガー

おでかけブログ。ご朱印を集めてます。その他、日々のおバカな出来事・読書感想などを、つらつらと。

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「にっぽんのかわいいタイル」読んだよ~



おばあちゃんの家、銭湯、映画館、角の煙草屋…昭和を彩ったなつかしいタイルの8割が、なんと4キロ四方の小さな町、岐阜県多治見市笠原町で作られていました。色とりどりのタイルを生み出した笠原町と、いまも笠原タイルを貼った建物がのこる全国の街町を訪ねます。(「BOOK」データベースより)


そう言えばタイルって、最近見なくなりましたね。
ビルは言うに及ばず、個人の住宅でもあまり見た印象がない。

かつて、岐阜県多治見市の笠原町という場所で、
大量の様々なタイルが量産され、
まさかの貿易摩擦までひき起こしてしまうほどの勢いで広まりました。

この本はそんな笠原タイルを多方面から追いかけた一冊です。


まず様々なタイルのデザイン。
形も色も非常に多彩で、まるでお菓子のよう。
ショコラティエなんかが参考に出来そうなくらいです。

また、そんなタイルを大量生産出来るようにした
笠原出身の重要人物・山内逸三 氏。
この人物に焦点を当てて、我が国のタイル生産の発展をみていきます。

その頃、
東京大震災によって、赤レンガ造りの洋風建築が倒壊し、
タイル貼りの鉄筋コンクリートへシフトしていた時期。
もっと個人生活を重視し、
日本の風土にあう快適な住宅を作っていこうという、
そんな時代背景が建築業界にはあったみたい。

そういう流れの中で笠原タイルも発展して
輝かしい一時代を築き上げたんですね。

最後は、今もあちこちに残っている、笠原タイル。
階段の手すり、ビルの柱・・・ちょっとしたところに、
オシャレなタイルが残っていたりして、
ひと昔前まで、建物、街の中・・・
あらゆるところをデコってたんだなぁと、意外にも感じました。

なかでも各地のレトロな銭湯にあるモザイクタイルはとにかく凝ってる。
そして、そういった建物を建てた人、
それを守ってきた人達のエピソードも添えられていて、
ほっこりしてしまいます。

庶民の「普通の暮らし」をさまざまに彩ってきたタイル。
そう考えたら、日常生活の中に美しい装飾が、
今、どれだけあるのかなって、逆に考えてしまいますね。

面白いのは、モザイクタイル(モザイク画)って、
つまりはドット絵だから、パソコンでも出来るよね?ということで
職人さんと同じものを、試しにパソコンでやってみたところ、
全然印象が違う、妙に気持ち悪い絵になったそうなんですよね。

やはり、職人さんは、人間の目で見て良い感じに見えるように、
補正しながらタイルを埋めていってるんですよね。
それが最終的に大きな違いを生むってことで・・・。

そういう手仕事がうみだす、絶妙な不規則さって、
植物とか自然に近いというか。
やっぱり人も生き物だから、目に心地よいと感じるものなのかも。

最近インスタを見てると、若い人も昭和レトロな建物を
「かわいい」って写真を撮ったりしてるみたいです。
最近の建物はスッキリしてデコラティブなところが全然ないので、
逆に、彼らはこういう「装飾」に飢えてるのかもしれないな~
って、思ったりしましたね。



  

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Comment

Re: タイトルなし

misachi68さん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

センス、かなり大切だったかもしれない。
今ほど設計図とか、キッチリしてなかったかもしれないよね。
ざっくりとしたイメージを伝えて、あとはお任せ的な。
それでも素敵に仕上げてくれる信頼感。

それにしてもお風呂屋さんって、
いまは壁の絵を描く人も少ないって聞くし
経営者も高齢者が多いだろうし、
早く文化財として何かしら指定とかしておかないと、
気が付いたらパッと無くなってしまいそうで心配。

  • posted by あけぼう
  • URL
  • 2018.04/16 17:56分
  • [Edit]

Re: こんにちはー

小々次郎さん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

実は多治見市のモザイクタイルミュージアムは「インスタ映えスポット」として、最近よく紹介されてる記事を見るようになりました。なので、存在は知っていたんですが、この本を読んで、ますます行きたくなりましたよ! 小々次郎さん、特別展やってるうちに行かなくちゃ!
  • posted by あけぼう
  • URL
  • 2018.04/16 17:43分
  • [Edit]

Re: タイトルなし

へろんさん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

集めていたんですね!私も小さいころカラフルな石は集めていましたが、タイルとは縁が無かったです。でも形といい、色といい、バリエーション豊かだし、その組み合わせ方も数学的な美しさがあって、ワクワクしてしまいます。それが、すべて町工場のおじさんが個人で考えた模様だというのがまた、たまりませんです☆
  • posted by あけぼう
  • URL
  • 2018.04/16 17:40分
  • [Edit]

モザイクタイルってお洒落ですよね〜
いいなぁノスタルジックな雰囲気のモザイクタイル貼りのキッチンとか玄関周りとか憧れるわ〜〜
職人さんってきっちり仕事するだけじゃなくて、センスも必要だったんだね。
  • posted by misachi68
  • URL
  • 2018.04/16 14:11分
  • [Edit]

こんにちはー

輸入物におされていますが 未だに多治見はタイル作っていますよ お仕事で使うタイルカタログのメーカーは本社が多治見だったりします タイル魅力的だからカタログ見てても飽きないです 多治見市にモザイクタイルミュージアムってのがあって今まさに「東京の銭湯とタイル」特別展開催中です 行ってみたいし この本買いますw
  • posted by 小々次郎
  • URL
  • 2018.04/16 12:59分
  • [Edit]

そういえば小さい頃、タイルを集めていたような。
工事現場だったか何かで落ちているのを拾っていたんだと思います。
結構いろんな色と形があって、集めるとこの本の表紙みたいにきれいでした。
モザイク画をパソコンで再現すると違った印象になってしまうという逸話は面白いですね。
やはり人間にはまだまだ機械で真似できないところがあるんですね。

  • posted by へろん
  • URL
  • 2018.04/15 21:24分
  • [Edit]

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