京都 ★ 京都国立博物館 国宝展 行ってきました♪

京都~。
天気悪いのは前日から知ってたから承知の上ですが・・・
やはりツライものがある(^_^;)
「京都駅に行くと必ず出口を間違える病」を発症して(※)
少々もたつきましたが、目的地に到着しました。
※持病=中央口に出ようとして八条口に、
八条口に出ようとして中央口に何故か出てしまいます

京都国立博物館!
この建物そのものも明治のもので、
洋でありながら、ところどころ東洋のテイストがあって、素敵。
でも今回の目的はこれっ!

展示物ぜんぶ国宝。
京都国立博物館120周年を記念して、全国から集結した国宝たち、
その数、約200件。
国宝指定された美術工芸品のうちの4分の1にあたる国宝を
一度に見ることが出来てしまう、貴重な機会です。
でも。
だからもう、みんな殺到していたww

入場80分待ちの行列でした。なかなかえぐいw
人の事言えないけど、みんなミーハーだよね。
会期はⅠ期・Ⅱ期・Ⅲ期・Ⅳ期とあって、
その都度、目玉となる展示物があるんですが、
(国宝だらけのなかでの目玉ですからね!)
この時(Ⅱ期)の目玉は、
世界に3つしかないという、あの「曜変天目茶碗」。
しかも3つの中でも最もお目にかかりにくいものだそう。
器の中の宇宙、せっかくだから見たいっ。
同じこと考えた人が多かったんでしょうね。
館内には曜変天目茶碗を見る為だけの行列が出来てましたもんw
でも、さすがの、さすがの美しさでした。
またいい具合に光を当ててくれてるのですよ。
まさに宇宙。見飽きない。
他にも、空海と最澄の直筆の書もありました。
「書」についてコメントできる素養なんて持ってないですが
書いた人の個性が、文字に表れるってよく言いますけど納得かも。
最澄の字、シュッとして読みやすく、活字のように安定してる。
空海の字、力強くて自由。TPOに応じて全然違う。
あと忘れてはいけないのが「考古」のコーナーに揃っていた
縄文土器の有名どころ!
これらの土器はすべて東日本にあるので、
西日本の人間としては、一堂に集まってくれると大変ありがたい。
国宝 火焔型土器の想像以上の完成度の高さ!
肉眼で見ると「製品」って言っちゃっていいぐらい、
模様の連続とか、筒の円周とか、
サイズが正確なことにビックリしました。
それとやっぱり「縄文のビーナス」ですね!
あの、尻!
どんだけ尻フェチが作ったのかというお尻!
赤ちゃんくらいのサイズの尻を
人形にくっつけたんじゃないかと言うくらい
お尻だけ、やたらホンモノ感ある・・・。
それに土器なのにお尻、つるつるなんですよ・・・。
写真等で見ると、尾てい骨の所が平らすぎて、
もうちょっと上がってるお尻の方が良いのに~、
なんて思っていたけど、間違ってた。
実物を見ると全然素敵。ホントこのお尻は素晴らしい。
女性でもこのお尻を下から包み込むように触りたくなります。
あとね、雪舟!これも目玉のひとつです。
水墨画のふわーん、もや~んとしたイメージとは全然違って、
ガツン!とくるかんじ。
特に「慧可断臂図」は印象が強烈過ぎて、
その日の夜、寝る時もまぶたの裏にちらつきました。
まじで罰当たりで言いにくいんだけど・・・
絵をパッと見た時の第一印象は、
この2人、昔、恋人同士だったんじゃ・・・
ていう、ちょっとBL的な妄想をしちゃうくらいの
ただならない関係の二人・・・そういう空気がすごい張りつめてた。
この絵が描いている達磨と慧可のエピソードを解説文で読んで、
はじめて、そうかあ、そういう緊張感だったのか~って納得したんですが、
そのエピ知らなくても、緊張感だけはびりびり伝わる。
雪舟ハンパない・・・。
あと、びっくりなのは、
なんと仏像までも、館内で展示されていました。
でっかい!
表現がすげーなって思うところが随所にあって、
しげしげと眺めてしまいました。
思いがけず感動。仏像ガールの気持ちが分かったかも。

もう、まだまだ色々あって書き足りないのですが
まさに、国の宝。なにもかも見応えがすごい。
おもわず図録だって買いました。
電話帳ぐらい分厚いですw
そしてハンパなく重いので、
国宝展を見た後に観光する予定の方は送ってもらうほうがベター。
(送料をケチって図録持ったまま歩いて、あとで後悔したので伝えておきますね)

お土産で買った風神雷神のフェイスパック。
つけると、最高にまぬけな顔になります。神なのにw
ここで買ったお土産はこの2つだけですけど、
ほかに、「漢委奴国王」のはんこが売ってました。
王として手紙などを送付したい方などにもってこいですw

そんなわけで、国宝展、大満足・大興奮でした。

