淡路島 8 ★ 陸地なのに「島」!?おのころ島神社に行ってきたよ
自凝島神社(おのころじまじんじゃ)に到着です。
淡路島の中でも内陸のあたりに位置します。

車との対比でめっちゃ立派な鳥居であること、わかりますでしょうか?
日光の具合でバレバレかもしれませんが、もう夕方です。
時間が押してきた。急ごう。
鳥居をくぐったらすぐ階段になっていて、丘の上に社殿があります。
天の浮橋から矛でかき混ぜてしたたり落ちた潮が凝り固まり、
おのころ島となった。
そして2神はその島に降りたち、契りを交わして国生みをなさった。

その国生み神話の舞台となる「おのころ島」の場所は、諸説あるのですが、
淡路島全体、沼島、絵島、そしてこの神社のある場所もそうなのです。
しかも昔から「おのころ島」という地名なんだとか。
この丘(=おのころ島)の西部山裾には塩砂があり、
どうやら数千年前の縄文時代には、海だったらしいのです。
また、水辺に群生する葦が
最近まで島の北部一帯に広がっていたそうです。最近っていつ頃だろう。
まさに葦原の国じゃあないですかあ。
ここは古代、
海の中に浮かぶ小島であったと考えられているそうです。
少し前に縄文時代の地殻変動の痕跡が、
日本神話に影響を与えたかも?という本(→★)を読んでますし、
こういうの、がぜん楽しくなってきます♪
さっそく、階段を上って丘の上の社殿へ向かいます。
階段を上がり切ると、

(クリックで拡大)

こんなのがありました。鶺鴒石(せきれいいし)だそうです。
セキレイって鳥の事ね。見たことある人多いと思う⇒セキレイ
それにしても知らなかった。
三々九度ってセキレイの動きからきてるんだ!なんか素敵!
そ・・・それに、
まさかセキレイから子づくりのやり方を学んでいたなんて。
知らなかった!知らなかったわー。
鳥の姿から夫婦の道を開く・・・
このオブラートに包んだ表現、なんか童話チックでいいよね。
包み方がいいよねw


参拝・・・(。-人-。)

(クリックして拡大)
ご祭神は
伊弉諾命(イザナギのミコト)
ということです。
奥の方に参道が続いております。

八百萬神社があります。
伊弉諾命・伊弉册命の御子神様を祀っているとのこと。
数えきれないほどだから、八百萬という社名なのね。

参拝・・・(。-人-。)

上でも書いたように、ここが海であった痕跡である「お砂所」が
この下にあるみたいです。行こう、行こう。

砂場みたいなところがあるわけではなくって、お社がありました。
自凝島神社の塩砂は、「天の沼矛」から滴り落ちた塩なので、
安産の神様として妊婦さんが参拝し、安産を祈願されているそうです。
とはいえ、安産を願うわけにもいかないんだよね (^_^;)
お砂所までくると、もう丘から完全に下っていて、鳥居や授与所がすぐそこ。
ホント、小さくてぽっこりとした丘なんだよね。
確かにこれくらいのサイズの無人島って、いまでも瀬戸内海にはよくある。
やっぱり大昔は、島だったのかもね・・・。

こんなお守りを頂きました。
常しえに若い神様にあやかりたいと。うふふ。
実物は写真よりもうちょっと明るい黄緑です。

ご朱印~♪
ちなみに時間が無くて探せませんでしたが、
神社の周辺には「天の浮橋」や「葦原国」という場所があるそうです。
神社のホームページ(→☆)に詳しい地図があります。
ホントに近くだったみたい。仕方ないけど惜しかったな。

