「妄想ニホン料理」読んだよ~
この本は、NHKの同名番組を書籍化したもの。
イラストや写真が多いので、あっという間に読めちゃいます。
この番組、毎回必ず見てる・・・って訳ではないけど、
たまたまタイミングが合うと、いつも面白く見ていました。
世界各国の料理人に、3つのヒントを与えて(このヒントが絶妙!)
見たことも食べたことも無い日本の料理を、
妄想 で作ってもらうっていう番組なんですが、
そうくるか!
っていう発想だったり、
違うよ違うよ~っそっちじゃないよ~って、
あさっての方向に、迷走していたようでいて、
出来上がってみると
案外実物に近いものが出来ていたりして。
とにかく、作る人はちゃんとしたプロの料理人なので、
食材をむやみに弄んだり、
食べて不味そうなものは作らないところが好感度高い。
発想力と同時に、プロとしての対応力みたいなものが楽しめるんだよね。
この本の良いところは、
紹介された数々の妄想ニホン料理について、
ちゃんとレシピが掲載されてるところ。
正しい日本料理と一緒に。
たとえばそれを見て、レシピ通り同じ妄想料理を作ろうとした場合、
大半の人が挫折すると思う(笑) かなりハードル高いです。
手に入らないモノもあるし、
手に入ったところで、
今後一生使う事はないであろうというような材料とか・・・
だからこそ、彼らがいかに奮闘したかが逆にわかりますよね。
料理=食って、人類共通のこと。
シェフが妄想して、こうじゃないか、ああじゃないか、とやってる様子は
まったく知らない国・人たちのことを、
なんとかして理解しようとする作業・・・というふうにも映ります。
あらためて本で見ると
どうしてこの番組を見ていてほっこり楽しい気持ちになるのか、
分かったような気がしました。
料理の本は読むけど作りはしないという・・・笑

