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「日本語のために」読んだよ~



日本文学の定義は日本語で書かれていることである。言語と文学の関係を明らかにするための実例と日本語論を幅広く集め、豊饒の由来を明らかにする。(池澤夏樹)
日本全土の地理的な広がりを背景に生まれた、日本語・漢語・アイヌ語・琉球語といった多種多様な「日本語」のサンプルと論を、古代から現代まで、時代を超えて収録。古代に生まれた祝詞から、仏教やキリスト教の言葉、琉歌、いろはうた、辞書の言葉、また「ハムレット」や「マタイによる福音書」の翻訳比較、日本国憲法などを手がかりに、「日本語」そのものの成り立ちと性質を明らかにする。祝詞「六月晦大祓」(池澤夏樹・訳)、「ハムレット 第三幕第一場」(岡田利規・訳)、「終戦の詔書」(高橋源一郎・訳)は新訳で収録。かつてない視点による画期的アンソロジー。


この日本文学全集じたい、最近あちこちの書評で目にしますが、そのなかでも評価の高い、こちらを手に取ってみました。
目次はこんな感じ
1 古代の文体
2 漢詩と漢文
3 仏教の文体
4 キリスト教の文体
5 琉球語
6 アイヌ語
7 音韻と表記
8 現代語の語彙と文体
9 政治の言葉
10 日本語の性格

それぞれ代表的な作品を取り上げて現代語訳にしています。
源氏物語のような有名な作品は、その時代ごとの作家さんが現代語訳してアップデートされていくような感じですけど、こういうこまごまとした、でも大切な文章たちについて、あまりフォローされてこなかったような気がします。

ここで展開される日本語論については、自分の中の「国語」の基本的知識が足りなくて、全てを理解できたとは言い切れないのですが(^_^;)
単純に、「一体どんなことを書いているのだろう?」といった興味で、現代語訳を読みたいというので全然OKだと思います。

個人的にはやっぱり祝詞は面白かったです。壮大なんですこれが。
あと、琉歌も素敵でした。
アイヌ語はハードル高かった。これは訳されないと全然わかんない。原文と訳を並べてもキツイくらいですw
五十音・いろはうた の話も面白かった。五十音図ってあたりまえのようにあるから、どういう経緯で出来たのか全然知らなかったし、これほど歴史が古いとも思わなかった!てっきり明治頃に整備されたものかと。
ハムレットの訳を明治から現在の順に並べてみたのも面白かったですし。最初の頃の訳はちょっと歌舞伎調というかw 同じ一行の文章でも全然言い方が違っていて、訳者の工夫が見えやすい!

それにしても、なかなか読みごたえのある、厚い本です。
そして凡人には内容的に難しい本でもあります。
なので読み終えるまで時間がかかったんですけど、それでも、本棚に置いておいて、ときどき読みたいな~と思う本です。力を蓄えてまた挑む!みたいな(笑)

あまりにも当たり前に使っているので、普段意識したことが無いけれど、私たちの使っている日本語って、いったいなんなんだろう・・・そういう大切な事をおさえている一冊だと思います。


  
いずれこの全集は制覇したい。
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tag : 読書 感想

Re: タイトルなし

玉さん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

チャレンジしましたよ~~~。
般若心経も良かったよ!
ネットでもロックな現代語訳を目にしたことがあるけど
こちらの訳はやっぱり上品☆美しい。
同じ仏教の訳でも
諸悪莫作のほうはあけぼうには難しかったけど(;´∀`)

Re: タイトルなし

misachi68さん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

全集のほかのやつが良いかもです。
例えば、竹取物語(森見登美彦さん)のは、
つい先日読んだんですが普通に読みやすかったですよ~!

おお、チャレンジャー、あけぼうさん!

うん、そうか、いまこそココロを整えて
祝詞に向き合うとかいいかもしれないなあ。
伊藤比呂美さんの「般若心経」も入ってるんだね~
どうしちゃおうかな~どうしちゃおうかな~
ポチっちゃうかな~。




なるほど〜〜
池澤夏樹氏のことは気になっていたんですよね〜
日本文学全集なんてものまで監修しちゃってますし、
ちょっと知るべき人なのかもって思ってたんです。
しかし、凡凡人の私にはちょっとハードル高すぎるような気がする(; ^ω^)
じゃんじゃんいろんな本を読みまくって
力をつけてから挑みたいと思います。
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