おでかけブログ。その他、日々のおバカな出来事・読書感想などを、つらつらと。


探検部の先輩・船戸与一と取材旅行に出かけたミャンマーは武家社会だった!二人の南蛮人に疑いを抱いたミャンマー幕府は監視役にあの柳生一族を送り込んだ。しかし意外にも彼らは人懐こくて、へなちょこ。作家二人と怪しの一族が繰り広げる過激で牧歌的な戦いはどこへ…。手に汗握り、笑い炸裂。椎名誠氏が「快怪作」(解説)と唸り仰天した、辺境面白珍道中記。



この本はもう文庫になっているだけあって、内容的には多分「すこし前のミャンマーのようす」ということになるんですけど、それでも彼の国の雰囲気がかなり伝わって面白かったです。

というのも、そもそも自分にとってミャンマーという国は、かつての「ビルマ」から、なんやかんやあって「ミャンマー」となって以降、長く軍事政権が続いたこともあって、一般市民レベルでは謎の国というかんじでしたし、政治情勢もスー・チーさんが軟禁状態だったりだとか、何となく、きなくさい国だなあという印象だけで、とにかくイマイチよくわからない国という感じでした。

しかし、この本では、そんなミャンマーを江戸時代、アウン・サン将軍を=家康とし、その他の人物も秀忠とか家光あたりになぞらえて説明しています。
とっぴょうしもないように思えますが、なぜか妙に、それがとても分かりやすいのです。
反政府の少数民族を「外様大名」にしたりとか。
ちなみにスー・チーさんは千姫ですw

なので、タイトルの柳生一族も、本当に柳生の子孫がミャンマーにいる、とかそういうのではなくて、作者なりに例えるとしたら「柳生」・・・ってな一派が存在していて、そんな柳生一族の彼らと、作者たちがミャンマー国内を取材して回る・・・この本はそんな旅の記録です。

もともとそれほどミャンマーに興味があったわけではなかったのですが、以前読んだ「世界の辺境とハードボイルド室町時代」が面白かったので、同じ作者の本のうち、もっとも表紙が好みだったwこの本を手に取ったわけですが、そんな自分でもサクサク読める語り口だったし、読み終わった後でウィキペディアで「ミャンマー」と検索して中身を読んでみると、結構「あーはいはい、それな。」な~んて理解できちゃう部分が増えてまして。

この本のあとがきにもありますが、本に書かれた内容から、時を経たずに大きな政変があり、そして現在、かなり国内情勢は変化してます。でもこの本に書かれていたミャンマー人の国民性って、真面目なんだけどへなちょこで、鎖国してたにもかかわらず非常に社交的。でも、自分の意見を述べるのはちょっぴり苦手・・・それって今も基本的には同じなんだろうなあ・・・。
やっぱりそこに住む一般の人々の「顔」というか、イメージが具体的になればなるほど、その国への親近感って増しますね。

ミャンマーの政治とかイマイチわかんないという人も、入っていきやすいし、純粋に辺境を旅する紀行文としてもかなり面白かったですよ。( ´∀`)bグッ!


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【2016/10/14 17:15】 | 読書感想
【タグ】  読書  感想  
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Re: No title
あけぼう
misachi68さん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

そう、タイトルだけみると
鎖国直前にミャンマーに渡った一部の柳生一族が・・・
みたいなフィクションかと思ってしまいますがw

うん、日本人とちょっと似てるところがありました。
どちらかというと、ひと昔前の日本人かなあ?
独裁政権だから、自分の意見を言わないのが身に付いちゃってるんだよね、きっと。
でも、日本人と大きく違う部分もあって、鎖国してるにもかかわらずグローバルなコミュ力が備わっている点。そこはやっぱり島国とは違うんだよねぇ。


No title
misachi68
なるほど!面白い視点。
ミャンマーを説明するための柳生でしたか。

ミャンマーの国民性って日本人とも近いような気がしますね。
真面目だけどへなちょことか、
自分の意見を言うのはちょっと苦手、なんて特に。
今は自分の意見を言うって勇気がいるよね。
意見がないわけじゃないのだけども、
言うと大変なことになっちゃったりね、、、(; ^ω^)


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コメント
この記事へのコメント
Re: No title
misachi68さん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

そう、タイトルだけみると
鎖国直前にミャンマーに渡った一部の柳生一族が・・・
みたいなフィクションかと思ってしまいますがw

うん、日本人とちょっと似てるところがありました。
どちらかというと、ひと昔前の日本人かなあ?
独裁政権だから、自分の意見を言わないのが身に付いちゃってるんだよね、きっと。
でも、日本人と大きく違う部分もあって、鎖国してるにもかかわらずグローバルなコミュ力が備わっている点。そこはやっぱり島国とは違うんだよねぇ。
2016/10/19(Wed) 18:48 | URL  | あけぼう #-[ 編集]
No title
なるほど!面白い視点。
ミャンマーを説明するための柳生でしたか。

ミャンマーの国民性って日本人とも近いような気がしますね。
真面目だけどへなちょことか、
自分の意見を言うのはちょっと苦手、なんて特に。
今は自分の意見を言うって勇気がいるよね。
意見がないわけじゃないのだけども、
言うと大変なことになっちゃったりね、、、(; ^ω^)
2016/10/18(Tue) 15:48 | URL  | misachi68 #-[ 編集]
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