「孔子伝」読んだよ~



理想を追って、挫折と漂泊のうちに生きた孔子。中国の偉大な哲人の残した言行は、『論語』として現在も全世界に生き続ける。史実と後世の恣意的粉飾を峻別し、その思想に肉薄する、画期的孔子伝。



多分、意識してない部分で、日本人にもすごく影響を及ぼしているはずの思想家・孔子さまですが。
実はあまり好きではないんですよね。孔子さま・・・儒教が。
教えについて、実はちゃんと読んだことは無いくせにすみませんってかんじ(;^ω^)
なんか窮屈な感じがして、苦手意識が先にたつんですよね。

孔子とは紀元前500年くらい前の春秋戦国時代の魯の国に生まれた、偉大な思想家です。

中国の歴史って、春秋戦国時代が一番面白い気がする。
何でもアリみたいなところがあって。
そこへいくと、それ以降、儒教が定着してくると、なにかこう全ての価値観や流れが方向付けされた感じがあって、ちょっと楽しさが半減するというか。
西洋史も似たようなとこありませんか?エジプトとかギリシャとかローマの途中あたりまでは、そこそこ楽しかったけど、キリスト教がガッツリ根付いてきちゃうと、どうもつまんなくなる・・・みたいなかんじ。

そういったつまらん原因=孔子、みたいなイメージがあったんですけど、そもそも、孔子自身がどんな人だったのか、実はハッキリわからないんですよね、イメージ先行で。 考えてみたら 「子、いわく」ですから。 彼の弟子たちが「先生はこう言った」って伝えてるわけですから。 おそらく弟子である自分たちの価値をアピールすべく、それなりに【盛って】書き残してる可能性・大。あるよなー。うん、ある。絶対あるよ。アピールしまくらないと生き残れないような世界だもんね。

この本は、そういうところを取っ払って、実は孔子という人は、個人として、こんな人で、そしてこんな人生を送った・・・という研究の結果が書かれているわけです。かなり人間臭い部分もあって、ライバル・陽虎が嫌いすぎて(←本文にはこんな言い方では書かれてませんw)、各地を流浪しつつも、絶対に同じ国に入らなかったところとかw 聖人みたいな既存のイメージとはやはりちょっと違う。
それと、小説「陋巷に在り」からこの本に流れてきた自分としては、孔子の第一の弟子・願回のことがちょいちょい出てくるのが嬉しかったですね。荘子は願氏の流れを汲むものなのでは・・・という推理には胸熱でした。
願回が早世してしまったことにより、孔子の真の教えは事実上、継承されてはいない・・・。つくづく願回の死が悔やまれます。孔子もめちゃくちゃ嘆いたらしいですし。
孔子の死後は他の弟子たちが教団を大きくしていったっていうくだりは、ちょっとキリスト教みたいです。ていうか逆に、そういう経緯をたどることが、2千年後まで残っていく「教え」になる鍵なのかもしれないね。孔子本人がどう感じるかはともかくとして。



   
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コメント

Re: タイトルなし

玉さん、いらっしゃい(*ˊᗜˋ*)ノ゙

読むと良いよ!読むと良いよ!
難しい本なので、かなり手こずったけどね。
全部理解できたかというと、それはまったく自信がないw
ひとつ、オススメというか。
この本は大きな文字の本が出ているんだよ。
あけぼうも図書館でそれを借りて読みました。
もし玉さんが読むなら絶対これがいいよ~(^_^)/~

2015/07/23 (Thu) 17:47 | あけぼう #- | URL | 編集

うーーん、
自分的には孔子さんのイメージ。
出っ歯だってことと
あとは落語の「厩火事」にでてくるエピソード
弟子を大事に思う人、ってことぐらい
が、自分の身近にある孔子像です。

読みたいなあ、読もうかなあ。

2015/07/23 (Thu) 15:25 | 玉坂めぐる  #WCSj23LI | URL | 編集
Re: タイトルなし

misachi68さん、いらっしゃい(*ˊᗜˋ*)ノ゙

そうですね、なんか似てますw
でも儒教の弟子たちは士官のためのアピールポイントとしての側面が大きいように思う。この頃って科挙とかないから、とにかくアピールしないとダメなんですよね。そういう意味ではキリスト教より現実的というか・・・だから「教え」ではあるけど「宗教」かというと、ちょっと違うのかなと。宗教が個人の救済を目的としているのに対して、儒教は人の行い、家族の在り方、ひいては社会を安定させることを目的としているし、為政者目線なんですよね、なんか。でも組織として拡大していくさまはホントよく似てますわ~。

2015/07/21 (Tue) 09:48 | あけぼう #- | URL | 編集

なるほど。
孔子の教えってなんとなく身近な気はしてたけど、
弟子が残した言葉で大きな教団になっていくっていうのは、
ほんとキリスト教と似てますね。
なんとなく道徳の話が儒教からきてるってことは知っていても、
儒教を宗教らしく感じたことなどなかったなぁ。
思想と信仰って近いけど違うと思ってたし、
その境目もわかりづらいね。

孔子の人となりがわかるなんて面白そうですね。

2015/07/21 (Tue) 09:17 | misachi68 #- | URL | 編集

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