「二千七百の夏と冬」読んだよ~ 

二千七百の夏と冬(上)二千七百の夏と冬(上)
(2014/06/18)
荻原 浩

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二千七百の夏と冬(下)二千七百の夏と冬(下)
(2014/06/18)
荻原 浩

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ダム建設工事の作業中に、縄文人男性と弥生人女性の人骨が発見された。二体はしっかりと手を重ね、互いに顔を向け合った姿であった。三千年近く前、この男女にいったいどんなドラマがあったのか?新聞記者の佐藤香椰は次第にこの謎にのめりこんでいく。縄文から弥生へ、時代のうねりに翻弄された悠久の愛の物語。



縄文時代と弥生時代のゆるやかな移行期?の時代の話。
なかなかここまで古い時代の小説は珍しいので飛びつきました。
現代の話と古代の話とが、切り替わりながら並行して物語が進んでいきます。

現代は、主人公・佐藤香椰さんによって、発掘の取材が進んでいくのと、恋人だったカメラマンの死と向き合っていく過程。
古代は、主人公・ウルク(縄文人)が、故郷のピナイを出て弥生人の集落(クニ)にたどり着き、カヒィという弥生人の少女と恋に落ちて・・・というお話。
といっても物語の大半は古代の話で、上巻のほとんどはウルクの目線から、縄文時代の暮らしが描かれているんですが、いろんな資料をもとに「いかにも」な縄文時代の風景を創り出しててすごいです。
言葉づかいは「きのこ」→「キヌコ」みたいなかんじで、古代語っぽくしつつ、特に説明しなくても読み手が察することができる感じになってました。
特に一番良かったのは、ウルクと熊との激闘のくだり。
熊の恐さ、半端ない。
ここだけで、もうこの本の評価めっちゃ高まりました。自分の中で。

ウルクという主人公も、魅力がありました。
体格とか狩りの腕とか、特別才能に恵まれているということは無いんだけど、努力するし、辛抱強い。
逆に、現代の主人公である佐藤香椰には、あまり魅力を感じられなくて。新聞記者だからかもしれないけど、なんか理屈っぽくて好きになれませんでした。

物語は、いつの時代も変わらない人間の営みとか、少数派や異質なものを差別する人間のどうしようもない部分とか、そいういう所も描いていて、なかなか深いテーマを含んでるんですが、どうも香椰が好きになれないもんで、素直に話に乗っかっていけなくなっちゃいました。ラストもあまりカタルシスを感じられなかった。本当にそこは超・個人的な好き嫌いのせいなんですけど残念。

しかし、古代と現代の物語は7対3くらいで、ほとんどがウルクの物語ですし、あっという間に上下巻とも読んでしまったのも事実でございますw
期待してた古代の描写が素晴らしかったので、やはりおすすめです☆

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小説とは直接関係は無いのですが・・・

この本をキッカケに、ひょんなことからこの曲と出会えて良かったです

岡山の古代体験の郷 まほろば や 栃木のきらっせあきやまの里
に行って、泊りがけで古代人になりきるのも楽しいかもねー。
(ლ ^ิ౪^ิ)ლ

島根の松園 や 奈良の祝戸荘 
に泊まって古代の美味しいものを食べるのもイイネ~♪
(´☣౪☣)

縄文気分高まる―。

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この記事へのコメント

りんご村のシルルさん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

えー!すごいすごい!!
この本がオススメになってる本屋さんもグッジョブだわ☆
一読しただけでは、脳におさまりきれない情報量なんですよ~。
またこれから、自分なりに見聞を広めたあとで、もう一度読むと新たな発見とかありそうです。
スルメのように何度も味わえそうな本ですよ♪

こんばんはー。

あけぼうさん、すごいタイミングです。
私ね、今日(9月25日)、本屋さんに行きまして。ブラブラしていましたら、この本あったんです。本屋さんもおススメみたいで「読むといいよ~」みたいなコーナーに置かれてました。
気になったけど購入せずに帰ってきましたが、購入決定です♪
わーありがとうございます♪
今から楽しみです♪
  • [2014/09/25 21:58]
  • URL |
  • りんご村のシルル
  • [ 編集 ]
  • TOP↑

玉さん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

おおっ京都博物館、ますます羨ましさup!!
両方の土器(実物)を見比べる機会って意外とないよね。
本当に全っ然バックグラウンドの違う部族だなって感じはするよねー。
小説も面白いよ!
こっちも縄文的暮らしと弥生的暮らし、どっちが好き?って感じ♪

ごくごく最近、京都博物館で超名品の縄文土器と弥生土器を見てきたところです。うーん。どっちも好っき♬ 縄文の大胆なアバンギャルドには、絶対自分にはできないという敗北感さえ感じましたよ。でも弥生土器のひつこいひつこいチリメン紋様・・・。大事に作ってんだなーと。それにしても、これは全然違う部族だなと思いました。イマジネーションが違いすぎっ。
あ、小説も面白そうだねー・
  • [2014/09/21 11:16]
  • URL |
  • 玉坂めぐる 
  • [ 編集 ]
  • TOP↑

misachi68さん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

この曲イイですよね~。
もう今、ヘビロテです。
この曲をきっかけにレキシそのものにハマッちゃって
他の曲も聴いてますwwおすすめだよ~。

「狩りから稲作へ」ってこの曲すごい!!
耳に残りますね(; ^ω^)
縄文土器 弥生土器 どっちが好き?
稲作中心


クセになるわ〜

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本『二千七百の夏と冬(上・下)』荻原浩 読了〜♪

初めて読む作家さん。 震災後、ダム建設予定地の工事中に古人骨が発見され、 若い女性新聞記者の香椰は国立大准教授の松野に取材し、 古人骨が縄文人の少年と弥生人の少女であることを知る。 始まりのこの部分を読むと、主人公はこの記者なのかと思ってたけど、 読み進むうちに、 発見された古人骨の少年と少女をモチーフにした 縄文時代の物語がメインだとわかります。 1...
  • [2014/09/20 14:50]
  • URL |
  • よくばりアンテナ |
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