琵琶湖8 竹生島3
舟廊下を渡ると、竹生島神社=都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)にスルッと入ります。
こちらも唐門同様に壁面にゴージャスな彫りが施されていたりして、素敵な社殿なんですけど写真NGなのでした(ノ∀`)
御祭神は
市杵島比売命 (弁財天)
宇賀福神
浅井比売命 (産土神)
龍神
だそうです。
龍神、ってなんかすごいストレート。


≪クリックすると拡大できます≫
神社には狩野派の立派な絵があるらしい。

本殿の全景はこんなかんじ。
左川は前回の舟廊下です(外側は修復工事中・・・)
階段を下ったところに、いくつかお社が建ってます


白巳大神とかかれたお社。

白蛇~~~☆
しかもこれは狛蛇・・・?阿吽になってるっぽい。
同行者に巳年の者がおりまして、喜んでいました。
熱心に拝んでました。
もちろん、「金寶富貴」ですから、あけぼうも負けないくらい熱心

大己貴神社・天忍穂耳神社もありました。

アメノオシホミミ・・・ってどんな神様だっけ?と思って調べると・・・こうでした。
どちらも農耕の神様・・・ということで、並べてあるのかな?
神話での両者の立場を考えると一緒に祀られてるって面白いかも。
もちろん、ここでも超熱心に参拝。
もうひとつ、お社があります。


わあ。弁才天様だ!
いつも思うんだけど、このポーズ色っぽーい。


なんとなくだけど、絵馬が女子っぽい気がする。
特にこのお馬さんの画風、少女漫画っぽくないですか?

こちらは八大竜王拝所です。
琵琶湖そのものが龍神様ってことなのねー。
ここでご朱印を書いてもらったり、お守りも売ってます。

何より忘れちゃいけないのが「かわらけ投げ」。

この下にある鳥居に、素焼きの盃っぽい「かわらけ」を投げ、鳥居の中を通過すると、願いがかなうとか。
もちろん、やったよ!!
かわらけは2枚もらえます。
それに願いを書いて投げるんだけど、そこそこの距離があって、そこに高低差がプラスされているから、なかなか難しい。
一枚目は鳥居の手前で落ちてしまいました。
すると、隣りで投げてたお兄さんが、かわらけをうつ伏せにした状態で投げたほうが良いですよ、とアドバイスしてくれたので、そのとおりにしたところ・・・
なんと!!
な・な・なんと!!
まるで鳥居に吸い込まれるかのように、美しい軌道を描いてスルリと鳥居を通過していったのでした・・・。
もうね、自然にガッツボーズが出てましたよ。ええ♪
その瞬間、友人は建物内で、まだかわらけに願いを書きこんでる最中だったのですが、突然外側でどっと盛り上がったので「何かな?」と思ったらしいです。ふふっ、その盛り上がりの中心にはあけぼうがいたのさ☆
いや~竹生島。
いいなあ。いいなあ

すっかり好きになっちゃったよ



琵琶湖だから、やっぱり蛇とか龍とか、水に関係ある神様が多いですね。
八大竜王の一尊、と書かれていて、ちょっとウィキペディア先生に「八大竜王って何?」と尋ねてみたところ、法華経に出てくる、仏法の守護なんだそうです。
まず、、天衆、龍衆、夜叉衆、乾闥婆衆、阿修羅衆、迦楼羅衆、緊那羅衆、摩睺羅伽衆の八部衆(阿修羅は仏像ブームで有名になりました)があって、その龍衆っていうカテゴリ内に、また八大竜王というのがいて(8が好きだな・・・)、竜王どうしが兄弟だったり、兄弟で戦ってみたり、持ってる能力も様々で、結構キャラが立っている・・・。ここらへんも深く追及すると楽しいかもしれないけど、今はめんどくさいからやめておくw

≪めっちゃニヒルな犬がいましたw≫
さて。
ザックリでしたが、ひととおり竹生島、まわりました!
本当に箱庭的な島ですよ。
でも心ゆくまで観光しようと思うと、船の発着という制限があるので、時間配分が難しい・・・。

急ぎ足だったけど、それでも見どころいっぱいだった。
次はある程度全体は把握できてる状態だから、もうちょっと興味の赴くままに時間を使えるかな。
また来なきゃな~w

それにしても、我ながらあの「かわらけ投げ」は見事だった・・・。
もしかして、今年のピークが来てるのかも。

島のフチのところは断崖絶壁で、周りの水深はいきなりめちゃくちゃ深い。
島の西側付近は広い琵琶湖の中でも最深部なんだそうです。
本当に面白くて不思議な地形です。
琵琶湖博物館で、水を抜いた状態の湖の模型を見たけど、まるで1本にさいたエノキダケのようでした。竹生島。

それを知ってるのと知らないのとでは、この湖に感じる神秘性って微妙に違うかも。
古代から信仰を集めている島ということですし、ここがいきなり深いってこと、古代人も知ってたんだろうね。
深い湖の底から、エノキダケのように、にゅる~っと伸びて、大地と繋がっているこの島ことを・・・。
ロマンだわ・・・。
竹生島は、絶対また来ようと思います。
フェリーでまた長浜へ戻りまーす。つづく。

