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おでかけブログ。神話や妖怪、UMAが好き。その他、日々のふしぎや、おバカな出来事・読書感想などを、つらつらと。



例えば、私たち人間と、複眼を持つトンボの視覚で見えてる世界は違う。
同様に、「わたし」と「あなた」の見てる世界も「違う」。

それぞれの持つSNSのタイムラインに流れてくる情報が全然違うように。

人は「見たいものしか見ない」とはよく言われるけど、
その人の見てる世界を「環世界」という言葉で言い表してるんですよね。

なかでも本書は「情報」に焦点を当てていて、
私たちがネットなどから得た情報によって見ている(捉えている)世界について書いてあります。

ひろく自由にさまざまな情報を得られると思われたインターネットですが、
むしろ人々がそれぞれの「見たいもの」を優先して見ることによって、
または、サイト側が検索履歴から好みの情報を流してくることによって、
(フィルターバブルっていうそうです)

右寄りの人はより右寄りの情報ばかりを、
左寄りの人は左寄りの情報ばかりを見るようになっていき、
どんどん見えてる世界が極端になっていって、
意見の対立が激しくなったり、人々の分断が起きてる。
ネットはそれを助長している、
ということが欧米では問題になってきているそうです。
その現象は私たち日本の中でも起きていて、他人事じゃないですよね。

それに身体的な観点からも個人差ってありますよね。
味覚も人によってかなり違う。
聴覚だって絶対音感のある人と凡人とでは感じ取れる世界は違ってるはず。
幼い子とお年寄りでも見えてる世界は違ってる。経験値も大きいよね。

このように身体的な面でも、
わたしたちってそれぞれ少しずつ違った世界を感じている。
デジタル&フィジカル両面から、
自分が得た情報の中の「世界」で生きてる。
これを「情報環世界」という。

この本では、
個人個人が持つ「情報環世界」とは具体的にどんなものなのか?ってことや。
あふれる情報や他者の環世界との距離の取り方、向き合い方など、
どうもっていけば、社会はポジディブな方向に向かうのか・・・?
っていうことを、
いろんな立場の方が研究し、今現在考えていることなどが、
分かりやすくシンポジウムのような対話形式にして書かれてます。
何かの結論が出ているわけじゃなくて、
情報環世界という
始まったばかりの新しい学問の現在地を知る、といった内容です。

この本で印象に残ってたドミニク・チェンさんも著者の一人だったので、
興味をひかれて読んでみたんですが、
ポップな装丁でありながら、内容は深くて難しいです。
(なるべく易しく書かれてあるのですが)

でも未来の話でもあり、
精神・心の問題や哲学ともリンクするような、
めちゃくちゃ面白い内容なんですよ。

いかんせん、私の理解力があれなんで(^^;)
自分なりに「情報環世界」について簡単に説明・・・というか、
ざっくり書いてみましたけど、
あまりうまく伝えられている自信がないわー。
でも今を生きてる自分に関係することだし、非常に興味深い内容なので
この本は3回くらい繰り返し読んでもいいなって思ってる。



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【2020/06/10 16:46】 | 読書感想
【タグ】  感想  読書  
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あけぼう
小々次郎さん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

ユクスキュルっていう先生が提唱したのが「環世界」のおおもとで。
今回の本はネットやらAIやらが出てくるので、それに「+情報」がついた新しい言葉になってます。
猫ちゃんのことだったら、ユクスキュル先生の岩波文庫のほうが良いかもしれないです。

Amazonさん、鉄道マニアだと思ってましたか。
惜しいんだか惜しくないんだか・・・笑
Amazonの辞書には「橋マニア」が無い可能性もありますね。
(アメリカには橋マニアおらんのか・・・)
小々次郎さんが教えてあげる必要性を感じます。


こんにちは
小々次郎
血が繋がっていても違う意味で視力の差を感じる時があります「 見たいものしか見ない」 は倫理観低下の始まりかもしれません  そのフィルターバブルってのでAmazonさんは違うのに自分のことを完全に「鉄道マニア」だと思っていますから 無視するだけじゃなくて自分の環世界にもっと踏み込んでもらえるように こっちも細かな道筋を立てれば ストレスが軽減されるのかもしれませんね  愛猫の環世界にもっと向き合いたいので読んでみます  って結構お高い!

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有名な観光地も、ちょっとした名所も、さまざま55ヵ所も紹介されてます。
1ヵ所について数ページなので、短すぎるくらいあっさり。
あっという間に読めちゃいます。

文学に記されたからこそ名所になった場所もあれば、
逆に、名所だからこそ文学の舞台になった場所もある。

有名なあの文豪が、そこを訪れてどんな文章を書いたか。
有名なあの歌人が、どんな歌を詠んだか。
あるいは、そのベースとなるご当地の伝説やエピソードなどなど・・・

そのあたりを知ることによって、
読み手側の「その場所」への認識や見かたも、また変わってくるよね。

観光情報としては、「一口旅案内」として、
各章の最後に小さく、アクセス方法について一行添えられていて、
いかに簡潔にガイドできるかチャレンジしてるかのよう(笑)

ぜんぜん悪い意味じゃなくて、それができるってある意味すごいです。
こういうのって、ついお節介に、あれこれ情報を盛りがちじゃないですか。
でも今はネットでアクセス法や最寄りの宿は簡単に調べられるし、
むしろ、こういう形のニーズってあるかもしれない。
検索キーワードだけ くれ、みたいな・・・。

具体的な「旅に出かけるための情報」というよりは、
旅情をかきたてたり、旅に出るきっかけをつくるような、そういう本。


あと、文字が大きいところもポイント高し。

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【2020/06/02 12:48】 | 読書感想
【タグ】  感想  読書  日本文学気まま旅  読書感想  
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あけぼう
misachi68さん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

なかなか思ってても行けないですよねー。
わたしも行きたいところはたくさんあれど・・・です(^^;)
一緒に行く人のテンションも盛り上げないと
なかなか実現しないですよね、わかりますわかります。


No title
misachi68
いいですね〜〜(*´∀`*)
私はいつも小説の舞台になって印象に残ってる土地に
行きたいな〜〜ってなってます。
まだまだ行けてないけどね。
だけど、一緒に行く相方は読んで無いので難しいんだけども。

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昔の港周辺の地形がよく分かる



日本の海岸線がどう変わっていったか、
古代からの変遷が知りたいと思い、読んでみました。
結果、今まで読んだこの系統の本の中で、一番わかりやすかった!!

なにしろ「カシミール3D」で作成した古代の地形の復元図が示されているので、
すごくイメージしやすいんです。これはいい。
欲を言えばモノクロよりもカラーが良かったし、
もうちょっと図が大きければ良かったけど、そこはまあ仕方ない、受け入れよう。

過去に読んだ本に出てきた説もバンバン出てきて、
「あ、その話知ってるぅ!」状態。
ちょっと頭の中でゴチャゴチャしてきてた情報を、
ずいぶんスッキリと整理できました。

現時点では、集大成みたいな感じの本だった。(←あくまで自分比です)
最初からこれを読んでいれば…(笑)

水上交通と遷都の関係や、古代の航海ルートについてなど、
古地形を復元することで、見えてきたことがたくさんあって面白かったし
新たに興味が出てきたこともあって、わたしとしては収穫の多い本でした。


あと、この本は東日本大震災後に出された本なので、
その点にも少しだけ触れられてましたよ。
あの震災の時、津波によって海水が来た所を見てみると、
それはまさに復元した古代の海岸線に近い範囲だったのだそうです。
非常に複雑な思いをされてました。


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【2020/05/25 17:42】 | 読書感想
【タグ】  読書  感想  
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Re: No title
あけぼう
misachi68さん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

この本は良かったですよ~。しょっぱなから浦島太郎でおなじみ(?)の丹後半島の古代の海から始まるからツカミも最高だったし、知りたかったことに一番近い本だったのでワクワクしました。できれば全国津々浦々を復元した地形図だけの本が欲しい。旅行に行った先々で現代の風景と見比べたいですw 江戸時代、各藩が石高を増やそうとめっちゃ干拓してるはずだし、戦後の近代化で埋め立ても進んだので、どこもかなり海岸沿いは違ってるはず・・・。


No title
misachi68
おお〜あけぼうさん的シリーズ、いい感じにまとまってきましたね(*´∀`*)
最近の話であっても海岸や港の変化は、この辺りでも割とあるので
気になってるんですよね。


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漁師が位置を把握するときの目印を「ヤマ」というそうなんだけど、
日本の神社が建っている場所というのは、
その「ヤマ」なのではないか?という指摘は興味深かったです。

今現在ではそう思えない場所も、
かつてそこが古代は海辺であった可能性もありますし、
全部が全部でないにせよ、漁師や航海者が命を預ける目印であるがゆえに
聖地とみなされた場所っていうのは、確かにありそうな話だなあと思いました。
逆に特にこれといった目印のない地形であっても
社を建てればそれが目印になりますしね。

もちろん、内容は1996年に出版された本なので、
そこは念頭に置いておく必要があるとは思いますけど、面白かったです。

著者は建築の先生なので、本の後半からは、
海から見たときのランドマーク(「ヤマ」)である神社仏閣を中心に発展してきた日本の街並み・建築から、西欧や中国との比較文化論が展開されていくんだけど、
それもまた面白くて、たしかに啓発されることも多かった・・・んだけど、
タイトルからどうしてこの話になるのか、若干迷子になりながら読んでました(笑)
とにかく著者の言いたいこと全部!みたいな本なのかもしれない・・・。


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【2020/05/23 09:54】 | 読書感想
【タグ】  感想  読書  
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Re: 「日本の都市は海からつくられた―海辺聖標の考察」読んだよ~
あけぼう
へろんさん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

富士山は大いなるランドマークですよね。
にもかかわらず記紀ではあまり触れられてないと言う不思議な山でもあります。

今だと海辺から車で15〜30分くらい内陸にある神社が、わりと古代の海辺に建ってた神社だったりするんですよね。当時の人の気分で神社めぐりもオツなものです(^^)♪

Re: 「日本の都市は海からつくられた―海辺聖標の考察」読んだよ~
あけぼう
misachi68 さん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

朱塗りの大きな建物だし、きっと当時かなり目立ったはずだよね。
タイトルは時代もあるのかなぁ、今 出版するんだったら多分、もうちょっと柔らかいタイトルでも大丈夫な内容でした。

私もブログの記事のタイトルでさえなかなか思い付かない方なのでタイトル名付けの難しさはよくわかる…。ホント、難しい。



No title
へろん
タイトルを見た時、古代日本の文明はだいたい海から渡ってきて海岸沿いに発展したらしいので、そのあたりのお話かと思いました。そのため九州や和歌山や千葉の海沿いにはよく似た地名が並んでいて、たぶん人々が海を渡っていった名残りだろうっていう。

海から見えるランドマークっていうと、日本では富士山が最大かつ最古の目印になりそうな気がしますね。ああいう形の山は世界的に見ても珍しいそうですし、海外にも知られていたかも(^^)

No title
misachi68
そういえば、遣唐使の物語で目印の話があったような気がする。
目印は大切だよね。
神社にすれば目立つような気がするね。

タイトルは迷ったところかもしれんね。
出版にあたって、タイトルを決めかねてたら
編集者に提案されたとか。

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各地で頑張ってる ちょっとイイ感じの本屋さんたちを紹介



旅先で風情のある路地を歩き、
偶然ふと、趣のある素敵な書店を見つける・・・
これって本好きの夢じゃないですか?

とても憧れるけど、
現実は有名な観光スポットを押さえるだけでバタバタしてしまって、
こういうゆとりある、しっとりした旅なんて、なかなか出来ないんですけど(^^;)

いつかは!ってずっと思ってます笑

で、そんな人を強力に後押ししてくれます、この本。
各地方に分けて、それぞれ地元で頑張ってる個性的な書店を紹介。

わたしも「いつかは!」と思ってただけに、
たまに出かけることのある関西の本屋さんは比較的チェックしていて、
(京都であれば)恵文社とかホホホ座とかの、有名どころは知ってましたけど、
知らない所の方がもちろん多くて。

これは妄想旅行がはかどるわ~(笑)

やっぱ本好きな店主さんが営むせいなのか、
お店の佇まいからして、めちゃくちゃセンスがあふれてて素敵。
カフェも兼ねてるお店が多いのも良いですよね。気軽に行けて。

それに最近は「泊まれる」ところも出てきました。
そういうのも良いかもしれないですよね、
昼間はがっつり観光して、夜落ち着いて本を楽しむ・・・。

いや~良いなあ本屋めぐりの旅。徳が高い感じがするわ~。


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ちなみに先日「鞆の浦・尾道」の妄想旅行を披露しちゃいましたがw
追加するなら、宿泊は尾道のゲストハウス「あなごのねどこ」にして、
紙片」に行き、「弐拾dB 古本屋」へ行けば、尾道の本屋めぐりバッチリです。


  

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【2020/05/14 12:38】 | 読書感想
【タグ】  感想  読書  
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あけぼう
misachi68さん、( ´∀`)ゞ イラッシャーイ

泊まれる本屋さん、いいですよね~。
そういうところでゆったり過ごすのも素敵なんだけど
ついつい限界までいろいろなところを回って、
宿に戻ると明日のために早く寝ようってなっちゃう(^^;)

この本掲載の泊まれる宿で一番気になったのは、
温泉もあるという佐賀の宿でして、
さっそく、そこを含む妄想旅行を考えようとしたものの、
うまく他の観光地とつながらなくて挫折中ですww

金沢の本屋もちょこちょこ載ってましたよ~。



No title
misachi68
そうそう泊まれる本屋さん憧れますよね〜〜
夜通し読んでいたい。
あなごのねどこっていい感じですね!
その古い建物にもそそられるわw

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