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「海岸線の歴史」読んだよ~



日本の歴史の中でも海岸線に注目した珍しい本。
表紙を見ると、かなり学術書的なイメージを受けると思いますが、
中身はそこまでお堅い感じじゃなくて、わりと読みやすい文章。

最近は海岸線の移り変わりに興味があって、
いろいろ探した結果、見つけた本のひとつです。

実際問題、海岸線ついての研究はかなり少ない・・・というか、
殆ど無かったようで、
著者も「ぜんぜん無いから自分が取り組んでみた」
といったようなことを書かれています。
古代の航海について知りたいなと思った時もそうだったけど、
ホント、少ないんですよ。
島国で、これだけの海岸線を持つ国だったら普通、
もっと関連書籍があってしかるべきなんじゃないかとも思う。

中国よりもアメリカよりも長い(!)海岸線を持つ我が国で、
古来から日本人がどんなふうに暮らしてきたか、
海と山のあいだに生きるってどういうことなのか。
海岸線とのかかわりを歴史を通して考えていこうという内容。

とはいえ地形の本ではないので要注意です。
あくまで、古代から現代にいたる
各地の主要な港(湊)のありよう・変遷を辿っていくのがメイン。
そういう意味では「海岸線の歴史」より
「海岸線を含む港の歴史」というほうが、より内容に近いかも。


色々出てくる中でも古代からの湊(港)の代表格として
鞆の浦が取り上げられているのは
県民としては、分かりやすくてうれしい点でした。

海岸線の歴史は、海民系の日本の歴史でもあって、
「鞆」だけじゃなくて「村上水軍」「出雲」など、
個人的に好きなワードがいっぱい出てきたのもツカミとして良かった(笑)

湊(みなと)を伝って船旅をした、古代の貴族や幕末の武士の日記など、
昔の人が海辺のようす、港のようすを記した書物をたよりに考察してます。

非常に興味深くて面白い考察なんだけど、
その根拠について資料が明示してあるわけでないので、
こういう考え方もあるのかあ・・・ってなスタンスで読むしかなかったな。

現代にいたって、どんどん護岸工事がなされ、
世界と貿易が出来るように港の姿も変わっていった・・・。
その結果、昔ながらの海岸線が消えてゆき、
コンクリートと倉庫の壁が日本人と海とを隔てている状態が、
近代化以降、長く続いている。

たとえば、現代の絵画・小説に海や浜辺を舞台にしたものがほとんどない。
それは日本人の心象風景から海が失われてきているからではないか?と、
そのことに警鐘を鳴らしていました。
すぐそこに「ある」のに、認識が薄いのって、まずいと思うよやっぱり。

わたしも、以前古代の航海のことを知ろうとして本を探した時や
今回も、海岸線について知ろうとした時に、
あまりにも書籍が少ないことにびっくりして、
日本人、海に関心なさすぎやろ!と思ったので、
基本的には著者の意見には共感できました。

わたし自身は田舎が島だから
夏休みなんて浜辺でしょっちゅう泳いだり貝をひろったり、
テトラポットの中に「ひみつ基地」を作ったり、
そこで遭遇するフナムシにビビったり(←ここが島の子との差)
祖父の船に乗せてもらったりと、
わりと海の思い出があるほうだと思うんですが、それも昭和の話です。

今の子ども達にとって、海の存在ってどれくらいなんだろう?って
考えたら、ちょっと怖くなりました。
下手すりゃ人生で2~3回しか泳がないんじゃないの・・・?海で。

最後に1つだけ注意点なんですが、
この本は東日本大震災以前に書かれた本なんです。
そこが惜しいところなんです。仕方ないんだけど(^^;)
津波対策として、今、東北で進んでいる海岸整備や
それにともなう海辺の景色の変化を著者がどう考えてるか、興味があります。




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「ずぼやせ 「生きているだけで痩せる体」をつくる食事術」読んだよ~




コロナウイルス対策で、休みの日も引きこもりがちだったせいか。
また太ってしまいました、哀しい。
太るとこういう本を読むのがお約束になりつつあります(笑)

この本の良いところは、
基礎代謝をアップさせて「生きてるだけで」痩せられるように持っていくっていうところ。
運動もそりゃしたほうが良いんです。
良いんですけど、それが出来ればそもそも太ってないですし・・・(;^_^A

じゃあ、いかに基礎代謝を上げるかってことなんですが、本書では

肝臓と腸を整えること

これを柱にしています。
基礎代謝のうち最も割合を占めてるのは実は内蔵。なかでも肝臓。
ここをどうにかすることで、筋肉をつけるよりも効率よく代謝アップを期待できる。
ということで、具体的な方法や、食事の実例などが書かれてるんですよね。

細かいところは「ほほー」と思いながら読み流しちゃいましたが
今までのダイエットって
「腸活」に関しては、ほとんどの本が触れてきたと思うけど、
肝臓に関してはあまりなかった気がする。
もともと腸活は意識してきたけど、加えて肝臓も労わっていかねば。

とにかくわたしは「しじみ」を食べようと思いましたw

関係ないけど、「しじみ」と言ったら島根県。
島根県は日本一の美肌県なんですよ。
その理由は色々あるけど、しじみを食べてるから、っていうウワサ…。
しじみって美肌に良いみたいなんです。だとしたらもう一石二鳥♪


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「魚ヘンな旅 水辺のキニナル地名行」読んだよ~



意外にあるぞ、魚ヘンのつく地名。
どうしてその名がついたのか、釣り竿片手に探る旅。



これは九州の釣りの雑誌に連載されていたものをまとめた本なんだそうです。

地名に関する本って今までも

   

こんな感じの本を読んできていて、
正直、どれも正統派という感じの地名の本じゃない気がするけど(^^;)
今回もまた、
ちょっとナナメ上な「魚ヘン」くくりの地名の本を読んでみました。

ちょっと考えてみたんだけど、
魚ヘンのつく地名って自分の周りでは思いうかばない。
でも、九州にはわりとあるんですね。

実際に地名について地元民に尋ねたり、
その魚を、その地の海へ釣りに出かけるところが非常に良いです。
実際やってみる!そういう姿勢って好き。

著者は地名の専門家ではないので、
結局のところ地名についてハッキリとした結論が出ない場合もあるのだけど、
(しかし毎回、釣果はハッキリするのだw)
それでも水辺に住む名もなき人々の、かつての生活が浮き彫りになって
やっぱり地名って面白いなって思いました。

キリシタンが隠れ住んでいたという(←九州らしい!)、
今はもう誰も住んでいない魚ヘンのつく地名の岬の章は心に残った。
隠れられる場所=耕作地が無いような場所でもあるから、
海で得られる魚が生きるためのすべて、みたいな。

そこで魚が獲れる。ただそれだけの理由でついた地名だけど
その魚で命をつないでた人々が、確かに住んでいた。
そう思うと、その名は重くなる。

鯨の名前がついてる地名も面白かったな~。
別にそこで鯨がとれるってわけじゃないんだよ。
開拓地と鯨の関係。そこには鯨油の意外な使用法があった。
でもこれ、意外な使用法って書いちゃったけど、
もしかすると我々の祖父母世代だったら、常識なのかも。
百年も経たないうちに地名の理由もすっかり分からなくなるんだな。

全体的に地名に関心があるので興味深く読んだんだけど、
やっぱり九州の地名ってことで、
たぶん、一生行きそうにないマイナーな場所が多いんだよね。
土地勘があまりにもなさ過ぎて、なかなかその地に興味が持てないっていう。
内容が問題というより、読み手のこちらの問題なんだけどw

雑誌の連載だっただけに、さらさら読める文章だし面白かったけど、
これが例えば、もし身近な瀬戸内沿岸の地名を扱っていたなら、
もっと前のめりで読んだのになあと思っちゃった。


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「はじめましての郷土玩具」&「てのひらのえんぎもの」読んだよ~



今回は同じテーマで2冊紹介します。
まずは「はじめましての郷土玩具」の感想から♪

先日訪れた資料館で郷土玩具に魅了されてしまって。
わたしは以前から神社仏閣をめぐってるんですが、実は授与品のなかでも特に「土鈴(土人形)」が気になってはいたんですよ。干支をかたどったモノがよくありますでしょ?あれです。あまりに気に入ったものは買っちゃったりもしてます。でも、すでに御朱印を集めていることだし、これ以上また収集するものを増やすのは、大変だぞ・・・と、ハマりそうな自分にあえてブレーキをかけてたw

けど、やっぱり色々見てると、張り子や土人形独特の素朴な世界観、ゆるいシルエットがたまらなくって。年齢を重ねてきたからこそ刺さる可愛さなのかも。

とにかく、自分にかけていたブレーキを解きましてw
ある一定の「縛り」を設けたうえで、集めることを決意してしまいました。
とうとう!ああ~ww

というわけで、まずは情報収集。そこでこの本、というわけ。

日本の郷土玩具にはどんなものがあるのかが、実物写真がたっぷり掲載されているので「はじめまして」の人でも非常にわかりやすいし、本の最後にはこういった郷土玩具を展示している資料館・博物館や、工房・販売店の一覧などもあって便利。まずは近場からアクセスしていける。実は、郷土玩具についてネットで調べても、どの地方にどんな郷土玩具があるかはすぐに出てくるけど、それがどこで買えるのかが分からない場合がよくある。なのですごく重宝でした。良かったよ。

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「珍奇植物生態入門」読んだよ~




ちょっとナナメ上の多肉植物入門書!



「珍奇植物」っていうのは、言葉通り見た目が妙ちくりんで、入手困難な珍しい植物のことをいうそうです。
何年か前から多肉植物の流行りと一緒にやってきて、わりとオシャレなカフェとか花屋さんでも置いてるようになりましたよね。俳優の滝藤賢一さんがこれにハマっててすごくたくさん育てている・・・って話を、ちょっと前にテレビで見たことがある人も多いかも。

この本はそんな珍奇植物たち(キノコ類など怪しげなものも一部含まれる)を、紹介している本なんですが、見せ方が妖怪の本と似てる(笑) 

「この妖怪はこんなやつ!」みたいなノリで、植物はこんな擬態をして虫を食らう!とか、こんな毒を持ってる!だとか書いてあるので、なんか似てるんだよね。内容としては普通のまっとうな植物の紹介にすぎないんだけど(笑)

身近な植物に意外に強い毒があったり、とんでもなく長生きする植物がいたり、植物の生存戦略は我々動物とは全然違っていて奇想天外、トリッキーだわ。

この手の植物のマニアの人には物足りない内容だろうけど、ちょっとどんなもんだか知りたい程度のわたしにはちょうど良かった。写真もくっきりして綺麗だし。ウツボカズラのフルコースなど、ちょっと攻めた企画もあったりして。

ただ、表紙に「恐怖からあなたは抜け出せない」ってあるけど、怖がりの私でも全然怖くなかったし割とふつう。せっかくこういうコンセプトなら、もっと極端に振っても良かったんじゃないかなって個人的には思う。目の付け所は面白かっただけに惜しい。




  

今ちょうど、うちの庭の一部に小さな空白ができてて、そこを面白いコーナーにしたくて、でも育成は簡単なほうが良いし・・・と考えて多肉植物などの本を見てたんだけど、日本って高温多湿だから多肉植物も難しいと知ったw(←わたしのレベルでは)

多肉
かわいいよね~。

以上、「珍奇植物生態入門」読書感想でした♪
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プロフィール

あけぼう

Author:あけぼう
性 別:女
住 居:広島県
特 徴:とうふメンタル
近 況:Instagram(別名)

家のWi-Fiがダメなまま5月が終わりそうだ。

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